2008年03月22日

Curiosity Killed the Cat

Curiosity ーー> 好奇心
Kill   ーー> 殺す 
Cat   ーー> 猫

全体のことわざの意味は「好奇心もほどほどに。」

好奇心が強い方だと思う。紙に書いてあることも面白いが、実体験で理解したときや、経験と重なった時は、体の中から沸き上がる喜びを感じる。

知らないことがありすぎる自分が時々怖い。見ていても気づかないことが多い。
だから、大学に再入学しているんだとも思う。
私の知らない扉を、開け放つ教授がいる。その新鮮な空気。
ある意味、爽快である。

でも、知りたいことが次々でてくるたびに、このことわざ(Curiosity Killed the Cat)を思い出す。猫顔だしね。飽きっぽくはないんだけど。注意散漫?!

時々、なぜ、こんなに質問が浮かぶんだろう、知りたいことが増えるんだろう、と自分の子供時代を振り返る。多分、父のpun(言葉遊び、駄洒落)の影響ではないかと。。例えば、「回答する」の意味を聞いたら、冗談で「解凍する」の意味を教えられ、子供心に変だと気づき、母に「本当?本当?」って聞きに行き、家事中の母の周りにまとわりついた。あまりにその頻度が多いため、母から国語辞書を渡されたのが、5歳頃。
現在、punが楽しい。

知らないことを知ることは本当に面白いんだけど、知りたいことがありすぎで、時間が足りない。。。
困ったなぁ。。




posted by mandelin-coffee at 03:56| Comment(1) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月20日

とある日の夕方

March2008.JPG
ラベル:Views from My Room
posted by mandelin-coffee at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | Toronto | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月10日

水が気になる。

美術史も好きだが、水への感覚を生かせないかなぁ、と思う。
(そっちの方が良い仕事にはなりそう。。でも、何科で勉強できるんだろう。)

例えば、今住んでいる古い建物、階、場所、時期によって、水の質が異なる。舌も肌も反応する。肌が好き嫌いを訴える。
キッチンの水、最近、消毒剤が増えたように思う。味だけで感じるのではなく、茶渋が水洗いで落ちるようになったから。

海外で、水について分析すると驚かれる。でも、英国もトロントも水の質にムラが多い。

後、匂いの感覚も犬ほどではないが感じる方だと思う。
こういうのって、どこで勉強できるの?


美術史を長く勉強するために、「水」「匂い」の研究でファイナンシャルをサポート。。。(夢)
ラベル:water
posted by mandelin-coffee at 17:29| Comment(1) | TrackBack(0) | つつ うらうら | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月07日

Beardsley.浮世絵.(男性の)妄想

Aubrey Beardsley (1872ー1898) の作品との出会いは、今から2年前。
Glasgow 大学にいた時、Klimt 作のベートーベン フリーズについて調べていた時。

Alibaba-2.jpg ベートーベン フリーズのIntemperance(不摂生.飲過ぎ)は、Beardsleyのアリババ(図→)から閃いた、という記述を読んだ時。
←狡猾さだけではなく、なんとも言えない魅力もある。
Beardsleyは、イギリス人 作家兼デザイナー。26歳で他界という短命が残念なほど、個性的な作品を残している。

Zatlin女史がいくつかBeardsleyに関連する本を出していて、そのうちの一冊が、Beardsleyは日本の浮世絵に影響を受けたという推論を検討する内容。


The-Eyes-of-Herod-s.png Beardsleyは、エロティックな浮世絵を寝室に飾っていたこともある、と。単純に面白いと思っただけではなく、浮世絵の様々な点が作品へ影響したであろう、と、項目ごとにZatlin女史は語る。
Beardsleyの作品を見ているだけでは、浮世絵への関連性は特に感じないが、Zatlin女史の記述は、西洋人が見た浮世絵への反応、影響、日本人への関心度の例として興味深い。日本人ゆえに、私が気づかない点を気づかせてくれる。

他方、Beardsley の作品の「性」に関する作品を通し、イギリス、フランスの印刷物での「性」、特に「男根崇拝」の流行、当時の絵画の傾向を分析するZatlin女史の著作もある。そこにも、浮世絵は登場する。


Illustrations :
Zatlin, Linda Gertner: Aubrey Beardsley and Victorian Sexual Politics. Oxford University Press, Oxford New York Toronto, 1990.
絵は上から順に
Plate 12 :Aubrey Beardsley,Ali Baba
Plate 47 :Aubrey Beardsley,The Eyes of Herod,Sarome
Plate 91 :北斎,Girl diver and Octopuses
Plate 116 :Antoine Borel, frontpiece, L'Aretin francais (1787 edn.)

北斎とAntoineの作品を初めて見た時はショックと同時に、よくこういうことを考えつくなぁ、と何とも言えない気分となる。面白いと言えば面白く、なにせ躍動感のある作品とも言え、グロイから何度も見たい気分にならない、とも思う。それにしても、何に閃いて、どんな状況で作品化したんだろう。。。続き
ラベル:Klimt
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2008年03月03日

The Rape of Europe

第二次世界大戦時の、組織的な「芸術」盗難についての映画
The Rape of Europe

rape of Europe.jpg


日本での公開はいつかな? こういうものの訳をしてみたい。
西洋美術史関連の概要の本で見ることのできる絵画の多くが、戦乱をくぐり抜けた様子を、なかなか見ることのできない実映像とともに見ることができる。

ルネサンスの授業で、教授が、非常にpowerfulで disturbingな映画だと言っていた。強烈な印象(消えた作品へのショックと爆撃を逃れて残った作品への安堵)を感じた、とのこと。
消すのは簡単だが、過去の人々が造った物を取り戻すことができない空しさと悔しさを美術史を学ぶといつも思う。


posted by mandelin-coffee at 05:28| Comment(0) | TrackBack(0) | Films & Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月02日

コンクリート 様様?

古代から、石灰のモルタルは知られてはいたが、橋や港の土台としては不適切であった。

ローマ建築で特徴的なアーチ状の建築を、切り石、石工で造るには、高い技術と膨大な費用がかさむため、ローマ人は、新しい材質、 水硬性セメントによる便利な建築方法を開発。(水硬性セメントは、イタリアのプテオリ周辺の火山の沈積物から発見されたので、ポゾランpozzolan と呼ばれている。)Vitruvius は、「その自然がもたらした天然粉末は驚くべき結果を導く。」と記す。

ローマ人の発見とは、つまり、水硬性セメントが石灰、小石、水と混ぜ合わされ、その混合物が化学的に反応し、石のように固くなり、 耐水性もある頑丈な材質の発見。さらに、紀元前3世紀にはコンクリートで建てる方法を見出す。壁の砂利としての役目、そのコンクリートのための枠、囲いとしての役目を大雑把に並べられた小石が果たし、その上にポゾラン、砂、水、石灰の混ざった液体状のものを置くことで、一枚岩のように頑丈になる方法。 そのコンクリートを使用することで、石を使用するよりはるかに簡単に 曲線や不規則なラインを造ることができるようになる。

しかしながら、その結果としてできた壁は、一般的に均整が取れている (handsome) とは言いがたいので、ローマ人は、非構造壁(化粧しっくい、モザイク、大理石)にも精通していた。
Pantheon.jpg

現在、私たちが見るほとんどのローマ建築の姿は、その非構造壁が失われ、ローマ人が決して意図したものではない状態である。しかしながら、コロッセウムもパンセオン(写真↑)も、ローマ時代のコンクリートの発達のおかげで、私たちは今日見ることができるのである。キリスト教が自らの建築物のために、ローマ建築のありとあらゆる部分を持ち去った後とは言え、それでも今日見れるのは、コンクリートが使用されたから。ローマ帝国時代には、コンクリートの上塗りとしてレンガを使用することが多かった。それは、パンセオンで見ることができる。

キリスト教勢力が増し、ローマ帝国が崩壊し、コンクリートの技術を誰も知らない状況が数百年続く。それは、壁も物語る。

ローマ時代のコンクリートは天然だから、威厳はあるが、重苦しくないのか? 風土、気候との調和が合っているからなのか? 

実は重要なポイントが建築に隠されている。
それは、また今度。

授業で学ぶ前までは、パンセオンにコンクリートが使用されていたことに注意を払わず、コンクリートの重要性も感じていなかったので、ローマ建築の凄さをあらためて感じる。

ところで、授業で紹介されたわけではないが、下記のサイトが非常に興味深い。英語がわからずとも、絵がいろいろ語っている。是非、訪れてみては?
http://www.the-romans.co.uk/public_architecture.htm


追記;
ハドリアヌス帝が創ったパンセオンで、ラファエルは眠っている。
ラファエルが永眠の場所として選んだパンセオン。

ラファエルの生没日と同じ誕生日の私。。
posted by mandelin-coffee at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ART 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月01日

平面図から 創設者の意図を感じる

ground-plans.jpg
現在の美術史の科目の中で、建築史の大きな流れを、特に平面図と材質から読む授業がある。

風化や戦争によって廃墟になってしまっても、平面図が様々なことを語っている。それは、まるでうねりのよう。

白黒のアートも様々。例えば、版画、エッチング、スケッチ、楽譜などは、色彩の美しい絵より、時に人の心を動かす。
建築の平面図は、創設者の思い入れと歴史を語る。

ハドリアヌス帝の建築の思い入れが、、柱からaediculeにいたるまで、ここにも、そこにも、あそこにも、というほど細部に残されている。「こだわり」がこの平面図に映し出されている。
キリスト教とイスラム教の平面図の差、ローマの建築のどの部分をキリスト教が活用したか、ローマの建築が、どのようにキリスト教の基本的な建築に遺っているか。。。。仏教はどう異なるか。類似していることはあるか。

軸と円との流れが取り入れられている建築たち。天体の動きとのかかわり。まるで、建物と自然との対話のよう。建物は、自然の上に、自然に対して作られたマークである、と。

さらに、建築とその装飾に使用された材質の重要性。
なぜ、その材質が選ばれたか。なぜ、その材料、素材が、どうその建築と関係しているか。

それを読み取る授業である。

建物の外観で見比べると、外観にとらわれ、類似性の背景(なぜ、その空間を違う形に変えたのか。)に気づきにくい。平面図は多くのことを伝える。

授業を終えると、平面図が、ただの図面ではなく、「歴史を語る」アートに見える。

凄い。



posted by mandelin-coffee at 10:24| Comment(1) | TrackBack(0) | ART 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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