2008年06月30日

トロント プライド パレード

トロントでは10日間に渡り、Pride Weekが開催されていた。今日、最終日は2時間以上の盛大なパレードがあり、様々な職種から、例えば、各銀行、消防車、救急車、警察、パイロット、各大学、各団体(ex. 動物愛護)ごとでコスプレでのパレード。消防車は水をまき散らしてもいた。何でもOK ??!! 各民族ごとのもあり、日本も参加。
ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、その子供を持つ親達がメインであるとは思うが、全員がそうであるかどうかはわからないぐらいの洪水のような大人数。モントリオールからの参加者も。

PrideParade-4.JPG


締まったボディーから、たるんだボディーまで様々。裸もあり。
PrideParade-3.JPG


地方銀行のチーム。建物から観覧している人にも注目。
PrideParade-2.JPG


PrideParade-1.JPG

このパレードを見に集まった人の数も多く、熱狂的に観覧。
私は、人の多さに酸欠と頭痛になる。はは。

あまりにいろんなコスチュームがあるので、多く写真を撮影。

パレードの写真に興味のある方は こちらへ(私のfacebook内のフォトアルバムへ。)


** 英国ロンドンでもpride parade が7月5日にある。ロンドンでの詳細はこちらから。凄いパワーだ。
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2008年06月29日

美術史を扱っている映画

Monalisasmile.jpgモナリザ・スマイル(mona lisa smile:2003

主演 
ジュリア・ロバーツ
キルスティン・ダンスト【Kirsten Dunst】
ジュリア・スタイルズ【Julia Stiles】
マギー・ギレンホール【Maggie Gyllenhaal】

Image © Sony Pictures Digital Inc.

1953年、美術史講師役のジュリア・ロバーツが伝統と格式を重んじる大学で、本を記憶するテープレコーダ的な優等生に、美術史を学ぶこと、絵を見ることはどういうことかを伝えようとする映画。実は、美術史がメイン、というよりは、自分とは何か、人生とは何かについて、生徒と先生のコミュニュケーションの様子を描いている。才能のある女学生達が、その才能より、結婚し、子供を持ち、良妻の鏡となるだけ、機械的な人生であることに挑戦する講師の物語。

1953年はモダニズムからポスト・モダニズムにかけて動き出す時期。モダニズムの象徴とも言える20歳頃の美しい女学生が登場。髪型、カールがかわいい。

この映画で、スライドのための機械に注目。
それからスライドの素材、大きさにも。(ジュリア・ロバーツが列車で見ているのはモダニズム幕開けの象徴作、ピカソ、「アヴィニョンの娘達」:美術史上で最も重要とされている作品の一つ。)

映画にありがちの、明確さ、美的さ重視ゆえ、実際には美術史講義用機材のテクニカル面と時代、講義内容のレベルがズレているようにも思うが、ともあれ、昔の様子を垣間みることができる。

ところで、美術史が学校の科目に初めて導入されたのは1813年。ドイツ。その後、ドイツ、スイス、オーストリア。。。へ。ユダヤ系ドイツ人の美術史家、アート・ディーラー、アーティスト、建築家が第一次〜第二次世界大戦に渡米したことにより、アメリカにアート・シーンが移行。

女子大学でなくても、現代も美術史を勉強するのはなぜか女性が大半。今でも、まるで女子校のよう。アーティストが男性だったからなのかしら?!それから、スライド使用から、パワーポイントに時代が変わっても。美術史講義は暗室。

初めてこの映画を見たのは機内。
美術史のことはさておき、好きな映画。多分、映画の色使いと音楽が好み。
(実際の美術史の講義は、講師もよるが、もっと面白い。)

7月3日:追記
夏の2学期のコース。なんと講師がかっこいい!
美術史講師。全員ではないが、かっこいい若い女性の比率が他の学部より多い。
私もあんなふうにかっこいい女性になりたい。。。


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2008年06月28日

トロント散策

大学側のDT Bistro Patisserie。日本のカフェを思い出させるような雰囲気。。
ヨーロッパではオーダーしても「お冷や」が出ることはないが、トロントでは「お冷や」が出る。
TorontoCafe3.jpg


Toronto-cafe-light.jpg

私がトロントで食べた頂き物のケーキより、このティラミスの甘さは控え目。
日本のケーキよりは甘め。ここにはいろんなケーキがあるが、他はもっと甘い、とのこと。
Toronto-cafe-cake1.JPG


大学側の高齢者のためのヘルス・センターと住宅。この近郊で最も立派な住宅用の建物。
Toronto-HealthCentre.jpg


リトル・イタリーにあるレストラン。Vivoliはとっても混んでいる。
厨房。
Toronto-ItalianR1.jpg

Toronto-ItalianR2.jpg

Toronto-ItalianR3.jpg

トロントにあるチャイナ・タウン、コリア・タウンは圧倒的にアジアの雰囲気が漂うが、リトル・イタリーはイタリアっぽくはないかも。。東京みたい。


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2008年06月26日

ROM で気になるオブジェクト

● ● ● 1階から最上階まで伸びるトーテムポール。

ROM-totempole.jpg .jpg
圧倒的な大きさ。


● ● ● イラク。。
トーラー(旧約聖書 ヘブライ語):17世紀あるいは18世紀。
ケース:1907年に作成されたとの記述あり。
ROM-Iraq2.jpg
多くのユダヤ・コミュニティーではこのようなケースで保存されているらしい。大きい。
目を惹き付ける。凄い。
David O. Russell 監督の Three Kings (1999) を見た後だったので、申し訳ない気持ちにもなってしまった。


● ● ●  美の女神、とのこと。
かの有名なPraxiteles 作で、ローマ時代のコピーと言われている。
ROM-Aphrodite.jpg
マーブルの模様とボディーのラインの関連が興味深い。
触りたい。


■□■ いろんな部屋がある。

ROM-2.jpg



○◯○ 数ヶ月ぶりに時間がとれ、ROMを訪れる。ダーウィンの展覧会での本物の亀とカメレオンを見る。久しぶりに普段見ることのできない生き物を見て、感動。亀の甲羅って素敵な幾何学模様。
ROM の外観は過去記事にて。。

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2008年06月25日

3脚の美!?

気になる類似のアート。

美術史を専攻しているといろんなイメージに出会うのだが、似たイメージを繰り返し見ると気になる。

Honnecourt.jpg 左記は、貴重な13世紀のスケッチ。
ヴィラド・デ・オネコルト作。
ルネサンスが始まる前に、自然を見て、その動きなどを生き生きと描写。
(ルネサンス前までは、アーティストは師匠の真似をし、教会の宗教画に大差がなく、美術史に発展がほとんど見られない、と言われている。固い動きの絵が多い中、実際は動きのある絵も多いのだが、オネコルトのように名前が知られていることは珍しい。)
分類は多きく分けて、@ 動物、A 建築、B 大工関連、C 教会の装飾、D 幾何学、E 動作中の人間、F 石工、G 機械関連 など。

左記のイメージは、幾何学系。

オネコルトの作品には、ゴシック教会の絵もあり、建築家であった「かも説」もあるが、実は彼の250のデザイン(33枚)のポートフォリオ以外手がかりがない。


オネコルトの作品よりも前なのか、後なのか、由来も曖昧なのが下記の類似。
イタリア、ドイツ、英国内の自治体、と場所が離れるのに、似たイメージ。
なぜ、3脚?? 
でも、面白い紋章、旗、シンボル。

GreekVase525BCE.jpg
ギリシア黒像式陶器 紀元前525年頃 British Museum



Three-legs.jpg


Illustration :

(1) Greek Triskelion : Victory and Progress (勝利と進歩) ギリシア 

(2) Arms of Cossa, Italy, コッサ、イタリア(?!) 

(3) Flag of Sicily, Italy, シィシィリー、イタリア

(4) Coat of arms, Fussen, Germany, フュッセン、ドイツ(ノイシュバンシュタイン城を訪れる時に立ち寄る街)

(5) Coat of arms of Dohlau, Germany, デーラウ、ドイツ

Flag of Isle of Man(一部), マン島、スコットランド、イングランド、アイルランドの中間にある小さい島

Image (1) © Haraldica: What’s Here
Image (2) © Mathematics Across The Curriculum at Dartmouth College
Image (3)〜(6) © wikimedia commons



さらにさらに、1968年出版のプラトンのSymposium の表紙。素敵。
Eugene Karlin 氏によるイラストは、劇作家アリストファネスの人間の誕生の表現からの発想。
"The primeval man was round, his back and sides forming a circle; and he had four hands and four feet, one head with two faces. . . . He could walk upright as men now do." Library of Congress HPより

SymposiumPlato.jpg
Image © Library of Congress HP
Lysis, or, Friendship. The Symposium, Phaedrus. 1968


アダムとイヴの思想の前の、ギリシアの人間誕生へのイメージ。




ラベル:宗教
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2008年06月24日

数学 と アート

EscherLiberation.jpg エッシャー(オランダ人 グラフィック・アーティスト:1898ー1972)は、幾何学模様から動物、植物、昆虫、魚介類、人間などを創りだし、生き物を紙面上から羽ばたかせることのできたアーティスト。

左記の作品、Liberation(自由解放)1955年作は、神が幾何学模様から世界を創造し、息を吹き込んだという西洋に根付いていた思想(前日のブログ参照)をヴィジュアル化し、より生き生きと表現しているようにも見える。

Amazing !

とは言え、子供の頃、エッシャーは数学が得意であったわけではない。
数学や幾何学は、大人になってからでも遅くはない。

エッシャーの作品もインターネットで見ることが可能。
The Official M. C. Escher Website


デン・ハーグにエッシャー美術館があり、建物はこじんまりとしているが、創造力の大きさに圧倒される。建物を大きく超える創造力のエネルギーに溢れる場所。

そこはまるで、グラフィック・アートの遊園地のようである。
その美術館の前は市民の公園で、日曜日にはフリーマーケットが開催されたり、彫刻展があったり、安らぐ空間。

JoostSwarte-OrigamiLab.jpg
複雑な作品(蟹、鹿など)を作り、また、元の正方形の状態に戻すと、驚くような幾何学の模様ができていることには、以前から興味があった。自分で意図していないのに、できあがったいる、線とスペースの調和に魅せられた。

美術学校にいた時、エッシャーの作品を模倣しようと試みたが、時間の都合上できずじまい。折り紙を版画に活かす試みは成功。

エッシャーのように、その模様から何かが見えると、また一つ創造力のドアが開くのであろう。



ラベル:宗教
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2008年06月23日

数学は 崇学

数学は学校で習うもので、社会人になってからは、数学、というより、算数の必要最低限の知識があれば、後は電卓とコンピューター任せ。数学科のドクターを取得した友人がいても、美術史を勉強している私のように、特殊な科目に関心があると思い込み、これまでは、数学の公式や図に対して「美」を感じたことはなかった。


ところが、今は、数学は科目の中で最上位に思える。



古代ギリシア時代、数学のできない人は、プラトンのアカデミーに入学が許可されなかった。
数学の特性「無限性、普遍性、完璧性」=「」のために、数学はまさに、必要最低限の学問の基礎であるだけでなく、最上級の学問。
その「調和」「バランス」の完璧性ゆえ、数学は「音楽」と相互関係を持つ。(→ピタゴラス)

中世は、その数学の特性「無限性、普遍性、完璧性」そして「美」は、一神教の「神」の特性と同質と解釈される。

例えば、円。

円の、どこまでも終わりのない「調和」は、究極の形として尊重される。

コンパスを、神は世界を創るために用いた、との解釈。
それゆえ、"God as Architect of the Universe." という解釈がある。(現在の感覚では、直訳で「世界の建築家としての神」的に感じるが、「世界の創造者たる神」と訳すのであろう。ここで、Creator ではなく、Architectである点に注目。)

13世紀初頭のマニュスクリプトからの図。(Old French Bible moralisee, Vienna)
god-with-compass.jpg (1)
Tachau, Katherine H. "God's Compass and Vana Curiositas: Scientific Study in the Old French Bible," The Art Bulletin, Vol. 80, No.1 (1998): 8.

旧約聖書で神が7日で世界を創造したことになっているが、中世の人々が、神が世界をコンパスで作成したと考えたその発想は興味深い。なにせ、神が「創造者として、コンパスで世界を計った」のだから!!??? 
それにしても、上記の絵の世界は、ブラックホールのようでも、意味の深い抽象画。
神様の左手に注目。この持ち方、気になる。

というわけで、数学科、数学が不可欠で駆使のできる建築家(=芸術家)は神に近い存在なのである。宗教画の多い美術史では、ピタゴラスの名前は頻繁に現れる。

地球を中心に他の惑星が回り、星は惑星の外の透明な球に張り付いていると考えていた時代。
その球は天使たちが動かし、惑星と太陽は、時計の中にある沢山の連動歯車のように連鎖しながら動くと考えていた点(複雑な織物機のよう)が、想像すると愉快でもある。中心としての地球から球までの距離感が、当時の人々は無関心であったため、宇宙が無限に広いという、という概念はない。(天文学の歴史は別の機会に)

Melancholia-Is.jpgコンパスのある絵は意外に多い。

例えば、アルブレヒト デューラーも、版画 メランコリア I でコンパスを描いている。(丸枠内)
芸術家の幾何学の知識の豊かさ、重要性がちりばめられ、描かれた一つ一つに意味がある、アイコノグラフィ(図像学)の代表作品。

この作品、過去に生で見たことがあるが、天文学との関連性の説明を読んでも実感がなかった。
が、今回、古代、中世、近代の天文学の流れを勉強して、美術史の理解がより深まった。


DeCruce-Antwerp.jpgChristoph Plantin。アントワープの有名な製本・印刷業者。右記、1599年出版本、タイトル・ページのイラストより。
"Labore et Constantia" (Labor and Constancy:労働と忠誠)は、Plantin のモットー。
Image © Museum of the History of Science, Broad Street, Oxford

Christoph Plantin の標章にはバリエーションがある。
空/天から出た手が持つ様々なコンパスの標章が紹介されているこちらを是非! ため息がでる。

時代は遡り。。。
イギリスの詩人でもあったウィリアム ブレイク(1757−1827)は「神」とニュートン(1642ー1727)を描いている。当時のイギリス人のニュートンへの畏敬の反映!??
(左:創造神 / 右:ニュートン)

WilliamBlake.jpg


ロンドンのウェストミンスター寺院では、国王よりも、シェークスピアよりも、ニュートンのお墓がはるかに大きい、とのこと。訪れる予定のある人は、是非、比較してみてください。(何度か訪れたことがあるのに、ニュートンのお墓気にしたことがなかったわ。。)

NewtonPaolozzi.jpgイタリア系、スコットランド人アーティスト、Eduardo Luigi Paolozzi によるニュートン。
(ブロンズ:1995)
British Library の庭に。


ニュートンは科学(数学、自然哲学も含む)を当時、極めた人。
ニュートンの人柄を織り交ぜた、科学史 I の授業で、ニュートンの功績の凄さ(性格の強烈さ も)が身にしみ、建築や芸術への影響も改めて実感。


コンパスが輝いて見える。

ー Bibliography ー
(1)
Tachau, Katherine H. "God's Compass and Vana Curiositas: Scientific Study in the Old French Bible," The Art Bulletin, Vol. 80, No.1 (1998), pp. 7-33.


ー 他 イラスト ー
wikipedia 著作権の期限切れの画像より


追記/続き
ラベル:宗教 ニュートン
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2008年06月22日

オランダ人漫画家 Joost Swarte

幾何学模様、科学のことを調べていたら、楽しいコミックを発見。

Joost Swarte 氏(1947ー)のホームページ
JoostSwarte-HP.jpg


上記のサイトが複雑でなかなか作品が見れない場合は、
http://www.moorsmagazine.com/cartoon/swarte.html
現代の科学者の視点をユーモラスに指摘している感じの作品が多い。現実的なのに、発想が楽しい。

この作品は、アリストテレスの理論、地球の4要素を関連づけている。Swarte 氏は、頭いい。。
(元々、科学は自然について知る学問から派生したのに、今では自然の破壊につながっている。。。)
JoostSwart-CaryFowler.jpg


The New Yorker には、Swarte氏の作品が多い。


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2008年06月21日

フィズィクス physics

英語の科学史に関する書籍の表紙のデザインには、興味深いことに、有名な芸術家の作品(ex. ロダンの「考える人」やダ・ヴィンチのスケッチ、レガーの油絵 etc..)が使用されている。

なので、とっつきやすい。

そして、物理の歴史を覗くと、これまでの抵抗感が減少する。
なにせ、始めは自然を観察することから発展したのだから。。
そして、今は、運動時の体のエネルギーの使い方に関心があるので、物理は大事。

つくづく、学問は見る観点や方角によって、面白くもつまらなくもなるものだと実感。


物理は、英語で、physics。
語源を見ると、physics は、自然(現象、物、エネルギー)について、体についての学問。
物理=自然科学。
* 派生言語の physic は、癒す術(すべ)→ この言語の派生に「下剤」「精神浄化作用」などの意味がある点が面白い。便秘解消は「癒し」に関連あると思うと。。


自然についての学問ゆえ、physics の歴史は、天文学史から始まる。
観察、数学、哲学、神学、アート(特に音楽、詩)が絡まった「科学」の祖。

17世紀の科学革命以前までは、自然を幾何学的に見るプラトン、アリストテレス、ピタゴラスの伝統を重視し、それをキリスト教の教義に押し込んで引き継いでいたヨーロッパ。

約2000年!
長い。

JoostSwarte-Descartes.jpg科学史の試験のために教科書を理解したくても、宇宙、引力や人間の感情、動作などを含む科学の理論に、あまりにも「神」様のご登場が多いので大混乱。特にデカルト(左図 Joost Swarte : "I will suppose," Descartes wrote, that "some malicious demon...has employed all his energies in order to deceive me")の思想は複雑。

当時は、データがキリスト教に噛み合なくなると、神学を転覆しようと試みたのではなく、なんとか、折り合いをつけようと科学者達が四苦八苦。
でも、私は、そのツィストされた科学の理論に四苦八苦。ただ、当時は、芸術家との関連が強いので、美術史の理解の助けにはなる。

なるべく、わかりやすい説明から理解して行こうにも、英語の関連サイトは豊富すぎ、文字だらけで読む前にエネルギーが必要。(自分に合うサイトを見つけるまでに時間を浪費してしまう。)日本語の関連サイトは、全然情報がなく、あっても、難解な訳に変身し、デカルト本人が見えない。

おそらく、日本語訳にする際、なるべく現代に適した言葉を選びすぎたため、かえって、ラテン語や英語の語源の意味から遠ざかってしまった感がある。


ところで、

日本の大学は文系と理系に大きく分かれる。
理系は、天文学、物理、数学、化学、地質学、生物学、医学。。。など。
英語圏では、Arts & Science。
Arts は、「術」「道」を学ぶ分野。コモン センスを考慮する科目。
Science は、実験、観察、数学などを元に、コモン センスを考慮しない科目。(例えば、地球は自転しているが、人間は気付かない。気付かないから地球が動かないと主張すると科学は見えない。)

厳密に言うなら、Science という学問の分野は、ニュートンの学生時代にはない。
それゆえに、ニュートンはケンブリッジ大学の Artsの卒業生。そのニュートンが卒業後、科学史に貢献。

ラベル:宗教 ニュートン
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2008年06月20日

夏のコース 1学期終了

夏のコースは過密だとは聞いていたけど、こんなに過密だとは予想外。

冬のコースが終わった次の週に夏のコースが始まったので、息を付く暇もなく怒濤の日々。

1学期の中間から、まるで崖から転がり落ちるような早さで終了し、テストも課題も一緒に襲ってくるため準備ができないまま最終日を迎えた。(秋、冬は課題がの提出日の後、テスト準備期間あり。)2、4、8、16、32、64、128...(倍数)的な感覚で授業が進む。1学期の始めに自分の好奇心で脱線していた間に、出遅れちゃった。


夏のコースは過密な分、講師陣のマークは緩めと聞いていたが、その逆。

さらに、卒業単位に必要な科学史を選択したため、科学史特有の用語に不慣れで四苦八苦。
キュービズムの授業は、ネイティブも苦情を出すほど、単調で、分散的で、すごい早いスピードの英語を話す講師。

これほど不完全燃焼をした時期は初めて。栄養失調と呼吸困難になりそうな忙しさ。
時間さえあれば、もっと高い点数がとれるのに、時間がないばかりに成績が下がることの辛さ。


とは言え、またまたいろんな為になる勉強はできた。


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2008年06月19日

トロント大学 美術学部のサイト

どんな科目があるのか、どんなカリキュラムなのか、このサイトで全て見ることが可能。

Art-UofT.jpg


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2008年06月18日

6月のカナダの切手特集

6月に実家に4kgほどの荷物を送りました。

CanadaStamps.jpg
(クリックにて画像拡大)


その際、郵便局に残っている切手の種類から、貼れるだけ様々な種類を貼ってみました。
[盲導犬の切手は、切手自体に点字あり。]

郵便局の女性、実は呆れていました。郵便局としては切手収集を促進しているのにもかかわらず。。。(混んでいなかったのですが、金額が金額ゆえ、そんなに切手を貼りまくる人を初めて見たためでしょうか。 笑)

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2008年06月17日

タクシー・ドライバーとカレー屋の関係

日本のラーメン屋のように。。。。どこの国でも。。。タクシー・ドライバーが常連客で賑わう、道路に面したお店の料理は「うまい」。。。?!

このお店、パキスタン&インドカレーの店、King Palace Restaurant は、まるでガソリンスタンドのようにビルの間に存在する。
king palace-1.jpg


トロントは西アジア系のドライバーが多く、髭があり英語を喋っていない人をよく見かける。

現在、外食絶ちはしている学生ゆえ食巡りは予算上できないが、「世界のタクシー・ドライバー行きつけのお店」という本があったら面白いと思う。タクシーで繋ぐ、食の輪。一食1000円以下。
ロンドン・タクシーとかね。ロンドンならケバブ・ショップが上位であろう。


King Palace Restaurant のメニューの一部。
king palace-4.jpg

たくさん種類があり、組み合わせ自由。毎日いろいろ試せたら楽しいだろう。
king palace-3.jpg

ほうれんそうカレーは癖になるかも。。

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2008年06月16日

トルコ:フーリガン道路占拠

サッカー欧州選手権で、トルコの逆転勝ちした喜びを、道路閉鎖とクラクションの大合唱で表現。

HooliganTurkey2.JPG


明日から期末試験の私には迷惑騒音。別の場所で祝ってほしいなぁ。。。
でも、またまた雷に覆われてきたから、撤収かな??
(それにしても、先週からほぼ毎日、日中は晴れて、夕方や夜中は大きな雷。奇妙な気候。)

あらら、フーリガン、戻ってきちゃった。。何もここでやらずとも。。。


<追記> 2008年6月20日
今日も騒ぐ、トルコ人。
フットボールで勝った喜びを、例えばビル掃除などの社会奉仕で表現できないんだろうか。そのビル掃除と交換に、全窓、夕方5時以降はトルコ国旗で占めるとか。。。
その方がかっこいいのに。。


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2008年06月10日

空が荒れている

最近、夜中に雷をよく見る。
昨日も見た。
今日は特にすごい。夜中の12:43だというのに、雷光で空全体が何度も白くなる。

爆音。

近い。落ちている。何度も。

15階にいるのに音が下から響く感じ。

怖い反面、ある意味、スペクタクル。


そして、エアコンのないこの部屋は蒸し風呂のよう。。。
明日は試験なのだが。。






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2008年06月08日

motion & emotion

クラスメートのYoli は、ブルガリア生まれ、キューバ育ち。高校からカナダに住み、昨年トロント大学でイタリア語を選択。なので、スペイン語、英語が得意で、ブルガリア語ができ、イタリア語もそれなりに使える。

言語の特性の違いを知っている彼女曰く、

スペイン語では、emotion(感情)を表現する言葉が豊富。例えば、love を表すのに約20もの言葉がある。ブルガリア語は1つ。
ブルガリア語は、motion(動作)を表す言葉がはるかにスペイン語より多い。ブルガリア人は動くのが好きだから、と。

確かに南ヨーロッパの人は、emotional。感情を言葉だけではなく、目や体でも表現できる。人によっては、体から、かめはめ波のような威力のある、何かテレパシーのようなものを送れる。いつも、それには驚く。

motion は、to move で、moving は、motion も emotion も表現するが、e が付くか付かないかで動作と感情に分かれる英語は面白い。(emotion は、motion から派生。)

ところで、Yoli 曰く、キューバは素晴らしい国であると。快適に生活ができ、国民は、カストロが好きだ、と。キューバの快適さを映していた、マイケル ムーア監督のシッコ SiCKO を思い出す。

【* この映画シッコ SiCKO で一つだけ腑に落ちない点があった。カナダの医療費は「ただ」みたいな描かれ方をしているが、『free』の誇張しすぎは誤解を招きやすいと思う。私の意見では、世の中に「ただ」の物は存在しない。どこかで誰かが払っているから、額面上「ただ」に見えるだけ。カナダの医療費は「ただ」ではない。カナダ生まれのクラスメートのお父さんはチェコ人。お父さんが入院したのは、ドイツ。理由は、カナダの高い医療費のため。でも、人によっては、眼鏡代が「ただ」の人もいる。国民健康保険制度?の複雑化。

私のような留学生は、最低保証の健康保険料、約10万を学費込みで支払う義務がある。学費を期日までに支払わない学生は、自動的に講義の登録から外される仕組み。英国の医療費も、学費に上乗せされていた。】

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2008年06月07日

発想の妙:映画予告編のサイト

この映画の予告編のイメージに、びっくり。
というのも、超シンプルでありながら、多くのことを物語るから。(そして、キャッチ コピーにも、そういう表現方法もあるのね。。と。。)

Bill Maher 'Religious' 10月3日公開予定
BillMaher.jpg
 *アメリカ人、Bill Maher 氏は、プロデューサー、
 プレゼンター、ライター、
 コメディアン、俳優でもある。

「聖骸布」は、イエスが埋葬された際に包まれていたとされる布であるため、キリスト教にとっては非常に大事な布。カトリック教会では聖餐を「聖体の秘跡」とし、パンとワインがキリストの体と血に変化し、それを信徒が分け合うことをミサの中心とする。

などということを知っていると、このイメージのメッセージ性の強さを感じる。

この予告編では、映画が興味深いどうかはわからない。そして、個人的に、特にどの宗教を信じているわけでもなく、信じている人を非難することもなく、これまでもこのブログで触れてきたように、中立の立場でいながら、芸術史への多大な影響と、なぜ宗教間で対立せざるをえないのかという悲しい現実に関心がある。


歴史上の「聖人の遺品」の影響力の一つに少し触れると、
フランス、シャトーにあるノートル ダム大聖堂【Notre Dame=Our Lady(英語) は、「聖母マリア」のこと。】は、聖母マリアが着ていたチュニックのために、昔から巡礼者が耐えない。ゴシック様式に建て替えされる前、1194年6月10日の大火災で木製の屋根のバジリカと市の80%が破壊。この大事件を神のご立腹であると解釈し、ショックの中、教会の大部分がダメージをうけたにもかかわらず、奇跡的に、このカテドラルが保有していた聖母マリアのチュニックが無事であり、ショックのムードは一転、歓喜へ。「これは聖母マリア様が、より大きな教会を望んでいらっしゃる」と市民は解釈し、再建の原動力となった、という歴史がある。遺品中の中でも、最も高価な遺品の一つである、聖母マリアの布。あの壮麗なカテドラルが二つ建つほどの高額品なのである。

聖人の遺品のために争いも耐えなかった歴史など、様々なことを考えさせられる。

ラベル:宗教
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2008年06月05日

よいしょ

「よいしょ」と同じ状況で使う言葉が英語にあるのかどうか、周囲のカナダ人に聞いてみた。

答えは NO.

言わないからと言って若いわけではないのだが。。

フランス語にもないらしい。。

トロント大学図書館の総書籍数は北アメリカで2番目に多い。(ハーバード大学が上位を占める。)
大学の広さゆえ、大きな図書館と学部ごとの図書館などに分かれるので、科学を軸にアートを解説する本は、科学系の書籍の多い図書館へ。エンジニアが絡むアートは、エンジニア学部の図書館へ。数学で分析するアート書籍は数学科。。音楽と絵画、彫刻の関係は音楽科。。。と時に他の学部に出向く必要がある。キュービズムのエッセイを書くのに、本を集めに出かけたら、つい好奇心で脱線もし、なんと49冊も借りていることに気付く。全部、読めるのか?って? I will try....
参考までに、大学生は最高50冊。2週間。大学院生は100冊借りられるシステム。

つい、本が重いから、よいしょ。って言っちゃうんだよなぁ。。鞄が、本の重みで壊れそうになるんだもの。



*「おしい」は過去記事参照。

** bugger も馬鹿に。。。似ている。

posted by mandelin-coffee at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | カナダ Toronto 大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月04日

ダ・ヴィンチの平和への想い

ダ・ヴィンチの「予言」内、下記の文章を読んでいると、なぜか、「祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。 おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢のごとし。・・・・」を思い出してしまう。

地球上の生き物は、致命的なダメージ、しばしばどちらかが死す結果を招くにもかかわらず、飽くことなく、戦い、争い続けるのだろう。その悪意に歯止めをかけることをは無理なのであろう。地球全体のあちらこちらにある、広大な森林の木々の占める場所では、素晴らしい大きな枝が重さに耐えきれず、大地に倒れている。大枝が栄養で満たされた時には、そこまで大きくなるための栄養の取り過ぎのために、死を招く。全ての生き物に言えることだが、過多の欲求は、死、深い悲しみ、労苦、戦争と怒りを招く。大枝は、決してくじけることのない誇りとともに、昇天への望みを持ち続けるのであろう。しかし、高く伸び続けようとする望みのために、栄養をとり過ぎ、その重過ぎた枝は自らを地面に下げる結果となる。大地にも地下にも何も残らない。苦しむことも、邪魔されることも、台無しなれることもない水の中では何も残らない。一国の領主と人々が別の土地の人々を排除したとしても、結局は何も残らない。遺体は埋葬され、亡くなった人々は大地にかえる。おお、大地よ。何故に、地の底、洞窟の裂け目にそれらを投げ入れないのか?そのような残酷で憎むべき残忍なものどもを、天ではもはや示されぬよう!(P.5)*

ダ・ヴィンチが兵器を発明したことは有名である。兵器を発明しつつも、繰り返される争いを嘆くダ・ヴィンチの想いが、現代の感覚を取り入れユーモラスに描かれているカトゥーン。[本、Leonardo Da Vinci (1989)より】

Someday man will find a peaceful use for my machines.”
"いつの日か、人は、私の発明した兵器の平和的な利用方法を見つけるでしょう"
(Inventor to knight about large toasters used to catapult warriors into castles.)
by Bill Woodman
Drawing-Woodman.jpg
Image © 1987, the New Yorker Magagine, Inc.(P.5)


Woodman 氏は特にダ・ヴィンチの名を入れていないけれど、絵の、右下、わかりますか?

ダ・ヴィンチ(1452〜1519)が、解剖学、天文学、自然学に関する観察、建築図なども記録をつけていたことは現代では有名であるが、当時は「出版」されていなかった。それゆえに、その書かれた図や内容に刺激を受けた芸術家、科学者は少なからずいたとしても、限られる。(当時は、まだ科学者という言葉がない時代。)
「出版」されていたら。。。


Kemp Martin氏による記事 "Leonardo Then and Now" より(P.5〜11)
Leonardo Da Vinci. New Haven: Yale University Press in Association with the South Bank Centre, 1989


* 上記の「予言」内の訳は、英語からの意訳です。もともと、出版用ではなく書かれた文のため、英語の訳も訳者によってニュアンスが異なっています。あらかじめ、ご了承ください。

ラベル:Leonardo da Vinci
posted by mandelin-coffee at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ART 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月02日

ソーシャル ネットワーク サービス

mixi を毎日チェックしている人も多いと思う。
アメリカ、カナダを中心に今では英語圏(英国、オーストラリア、NZ)で特に広がっている、同じようなwebsiteがある。
facebook →
facebook.jpg


facebook は、MSN messenger の配置を改善したようなサイトのため、海外の友人の近況が自然にわかる便利さがある。チャットも可能。

facebookとmixiの大きな違いは、facebookは、日記を書かず、一行メッセージ(今日の出来事)、アルバムの共有(旅やパーティなどなど、日常の些細な出来事も)や、イベント加入が主。。
参考までに、紹介なしても使用できるが、「足跡」は、facebook にはない。

mixi も、facebook も、数が、親友の数ではないところが共通点。おそらく、学生がはまるのは、科目の種類が多く、それぞれ選択するのが別のため、親しくなっても、クラスメートが3ヶ月周期で代わる場合も多いからかもしれない。後、2時間の授業があまりに濃縮され、授業後に遊ぶ気力が低下するからかも。。。
私の場合は、英国とNZ にいる友人とのアルバム共有が主の目的。最近、グラスゴーでのフラットメイトが結婚!

facebook 日本語でも使えるが、直訳のため、英語の軽い雰囲気が失われている感じ。

アーティストとその関係者、Art lover の facebook 使用が増えると楽しいと思う。
facebook は、写真がメインなので、世界のあちこちで、最近の作家活動や作品が日々アップデートされるのを忘れずにチェックできそう。
長い説明は各自のサイトに飛ぶから見やすくて便利。




posted by mandelin-coffee at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | つつ うらうら | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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