2008年10月26日

マルセル・デュシャン信仰

モダニズム、ポスト・モダニズムの講義を受けていると、マルセル・デュシャン信仰の空気が漂う。ルネサンスでは、ミケランジェロやダ・ヴィンチが仰がれるように。

マルセル・デュシャンは、アートの権威をおちょくっている反面、アートの枠を拡大し、美術史知識のチラリズムを作品で表現するために、知識のある人ほど、くすぐられる感覚になり、虜になる傾向にあるみたい。デュシャンは、中世のマニュスクリプトなどの知識もあったみたいで、それに関連した作品も作っている。


マルセル・デュシャン Marcel Duchamp (28 July 1887 ー 2 October 1968) の作品で最も有名なものの一つ、"Fountain(泉)"
R-Mutt.jpg


ところで、女性の私は、この陶器製の便器が逆さまになっている図を想像して初めて、「気持ち悪さ」を実感する。(何せ見慣れていない物だから、実際の状態が想像しにくい。)
porcelain urinal.jpg

実際に、トイレにあって、上から見たら、こうなるのかな?

タイトルが、泉。逆流の様子を想像すると。。。。。
怖い。
どこにでもあったプロダクトを用いても、見る人に与える影響は大きい。
当時はスキャンダルであったことも納得。

20世紀初頭のアメリカの便器が上記。陶器製だから、「レディ・メイド」と言っても、そんなにどこにでもあった便器ではなかったであろう。教養人に見慣れた便器。デュシャンは批評の的を定めている。

所かわって。。
20世紀前半に作られたであろう日本のお手洗いから、”美しい” 陶器製の便器(男性用)。

retro-washroom2.jpg


これを、デュシャン風に逆さまにすると、デュシャンの「泉」で、云わんとしている「溢れる」感覚が伝わるかしら?

retro-washroom4.jpg


スリッパと便器の相性も面白い。


所かわって。。。
ドイツのレストランの男性用のトイレの光景。

Rosenmeer.jpg




posted by mandelin-coffee at 10:26| Comment(1) | TrackBack(0) | ART 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月19日

トロントも秋。先日、雪も降りました。夏の猛暑が嘘のように冷え込みます。
Oct3-18-0347spm.jpg
posted by mandelin-coffee at 08:58| Comment(0) | TrackBack(0) | Toronto | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月18日

スカルプチャー・ガーデン

中間試験勉強を一緒にしようと誘われ、友人の家に向かう途中にパシャリ。

トロントにある「スカルプチャー・ガーデン」で見た、現在展示中の『マッシュルーム・スタジオ』。
Mushroom Studio-0s.jpg

時々、思う。影の方が面白い、と。↑


この大きなキノコの中にアーティストのスタジオがある。
キノコは大きいけれど、スタジオは少々窮屈そう。
Mushroom Studio-1s.jpg


レストランの向かいにあるお庭が、アーティストの作品展示場として開放されている。
キノコを見ながら、ドイツ語でおとぎ話を書く課題を思い出す。小人? 動物? お姫様?どんな話にしようかなぁ。。

スカルプチャー・ガーデンでの前回の作品は、庶民向けの中古車に、ビーニール製の衣を被せ、ポルシェに見立てた作品が展示されていた。(消費主義とブランドに流される社会を見直そうとの提案を込めた作品。)


ー ー ー ー ー ー ー ー


トロントにある銀行の建物。20世紀初頭に立てられた 新古典主義に沿った建築は存在感がある。
CanadianBankCommerces.jpg


実際、トロント市内の新古典主義を代表する建物の空き家も目立つ。使用には制約があるからなのか、維持が大変なのか、家賃が高いのかなどの理由はわからないが、空き家なのはもったいない。。
使用されていると威厳のある建造物も、ほっとかれていると寂しそうでもある。

posted by mandelin-coffee at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | Toronto | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月12日

中国画史も取得中

アジア美術史を1科目取得することが、美術史を専攻する上で必須。

選択したのは、中国絵画史。

ウェブで充実しているのが、台湾、台北市の國立故宮博物院
紹介している作品は、細部まで観察できるようになっている。
日本語でも読めるので是非!

NationalPalaceMuseum.jpg


上記のサイトは、「美しく」、まるで、音楽までもが聞こえてきそう。
日本語のサイトは内容が限定されているが、英語あるいは中国語を選ぶと、より「絵」も見ることができる。

実際に台北に行きたくなってきた!

posted by mandelin-coffee at 09:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ART 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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