2009年01月02日

元旦の追記:続)國立故宮博物館

ただ、この台湾、國立故宮博物館のウェブサイトはお薦め、と書いても、

何が? と思うかもしれません。

通常、美術館内での「作品と観客」あるいは「作品、ガラス、観客」という隔たった繋がりではなく、ウェブならではの特性を生かしています。
山水画で言うなら、紙や絹のきめ、筆の流れなどを具体的に見ることが可能で、その感覚はまるで、観客が手に取って作品を見る感覚に近いものを提供してます。

ウェブも単なる情報提供から、作家と見る側、作品と見る側の距離を近づける役割を果たしつつあり、今後もテクノロジーの発展には目が離せないなぁ、と新年を迎える度に思います。ヨーロッパ、アメリカの美術館は、テクノロジーをいち早く活用しています。アジアも追随し始めたことを嬉しく思うのです。アジアの芸術の高さが、世界的に評価される可能性があります。

日本では、展覧会があると、壁にへばりついた観客がベルトコンベア状態で動きます。
なかなか、後戻りできません。
國立故宮博物館のウェブサイトでは、作品の見たい場所を何度でも、じっくり眺めることができ、美術館で見るより、肌理が細かいのが特徴です。細部観察に向いています。ゆえ、実物の大きさを体感することは無理ですが、そこは私達の想像力に頼るとして。。。

それから、

むかーし、放送大学で、道教でも特に老子を選択したことがあったのですが、難しかったことを覚えています。今回、英語で、道教と絵画の密接な関係を読みました。漢字が醸し出す趣はありませんが、逆に、簡潔でわかりやすかったことや、西洋芸術と逆の発想に驚き、楽しくなりました。(画家の名前については、中国名の方が覚えやすく、英語だと個性を感じないという不利点はありましたが。。)

國立故宮博物館のウェブサイトの英語版は、日本語より充実しています。是非、実際の博物館を探求するように、サイトを巡ってみてください♪


posted by mandelin-coffee at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ART 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月01日

儚さ と 強さ

賀春!

トロントの初日の出 (朝8時頃)
First Sunrise-2009-s.jpg


今年、日本の友人、お世話になっている方々の一部に、台湾、台北市の國立故宮博物院のe-cardを送らせていただきました。以前、このブログでも触れた博物院のサイトです。
元朝、モンゴル帝国の支配下で描かれた、王冕の作品では、花がふわりと散っている様が美しく何度も眺めてしまいます。王冕は、梅の花を画題として好んだことでも知られています。

小野小町の有名な句
”花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせし間に”
では、儚さゆえの美しさを。

他方、古代から西洋の芸術や文化で、草花は毎年花を咲かせるゆえ、”再生”・”蘇り”=”永久” さらに、”純粋性”など、”けなげさ”が、目的に応じて強調されます。[17世紀、オランダの静物画は、むなしさや空虚さの強調ですが、日本や中国の表現方法とは異なります。]

そんなことを考えながら、カードを選択してみました。是非、もし関心のある方は、國立故宮博物院を訪れてみてください。
他の美術館でも、無料e-cardを提供しており、非常に面白いです。

今年もよろしくお願いします。

posted by mandelin-coffee at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | Toronto | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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