2010年06月27日

トロントでお薦めの家:Colborne Lodge

Colborne Lodge は、19世紀に建てられた家で、歴史的重要建造物の1つとして一般公開されている。トロントで最大の公園、ハイ・パークの設立者、JohnとJemina Howard 夫妻の家。

ガイド・ツアーとともに家を探索するのだが、ガイド女性の 巧みで、聴き手を惹き付ける話し振りが素晴らしい。[以前、グラスゴーのPollok Houseで建物のガイドをしていた経験上、私も彼女のように建物を案内することができたなら、一つ一つの家具や置物、建物の歴史により訪問者の注意を引くことが可能であっただろう、としみじみ感じた次第。話し手次第で、オブジェクトの生き生き度が異なる。]

Colborne Lodge の外観
Colborne-Lodge-exterior.jpg

3つの煙突を持つシンプルな外観と対照的に、内装では19世紀時の裕福さをあちこちで見つけることができる。
Colborne-Lodge-DiningRoom2.jpg


歴史家であるガイドの説明とともに、女主人が日々どんなことをして多忙なのかを知ることが出来る。2時のお茶の時間(当時、ランチ・タイムはなく、お茶の時間が一般的であったが、後にランチの時間ができる。)は、女主人らの情報交換の場。「美味しいお茶の調合や、ベーキング・パウダーの存在などの秘密を聞き出すにはどうしたと思う?」「お酒で酔わせて白状させたのよ!」と。だから、「お茶の時間の後は、酔いを冷ますために、休息の必要があったのよ。。。」

(下記、写真のストーブの上に載っているのが、ベーキング・パウダー。右、テーブル上の4本脚の物は、チェリー剥き器具。チェリー剥き器具の手前にあるのが、リンゴ剥き機。)

Colborne-Lodge-Stove.jpg


「ドイツ人薬剤師のルドルフ・エトカー(Rudolf Oetker)が始めた、ベーキングパウダーの大量生産により、ケーキを焼くのにイーストが不要となり、家庭のストーブのサイズも小さくて済むようになったのよ。戦時中、男性でもパンが簡単に焼けるようになったんだから。」

「ヴィクトリア女王と、ドイツのプリンス、ザクセン=コーブルク=ゴータ公子アルバートとの結婚により、ドイツ流のあらゆる習慣がイギリスに持ち込まれたのよ。」「それが、カナダでも流行したのよ。」クリスマスを家族で過ごす習慣や、サンタクロースがプレゼントを持ってくる習慣も、その皇室結婚の余波、とのこと。

ところで、女主人の着ていた洋服はどれくら重いのか、を経験してみる。
Vunderwear.jpg

ピンクの矢印がフープスカート。ブルーの矢印がフープスカートの上に着用する下着。両方とも意外に重い。立つには腹筋が必要だが、両手で持つよりは着用した方が軽く感じる。重りを着用して、筋トレしている感覚?!

Vdress-pot.jpg

全ての下着やコルセットを着用していないので、見た目↑貧弱だが、試着は面白い経験。是非、ガイドさんに着せてもらって感覚を味わうことをお薦め。

上記写真中右端、白の矢印が簡易トイレ。しゃがんで用を足すのではなく、スカートの下にポットを置く。立ちションスタイル。


最後にシャワー・ルームからの写真。
Colborne-Lodge-Shower-1.jpg

風呂文化の本を読んでいたので、シャワーの初期モデルを見るのは面白い。
posted by mandelin-coffee at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | Toronto | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月26日

マクマイケル・カナディアン・アート・コレクション

マクマイケル・カナディアン・アート・コレクション に行ってきました。

McMichael-exterior.jpg

<<美術館の歴史>>

Robert and Signe McMichael 夫妻は、オンタリオのクリンブルグ村が、カナダの手付かずの自然を思わせ、郊外での静養地に向いていると感じ、1952年に土地(0.40km2) を購入しました。その場所に、夫妻は開拓風の家を建て、Tapawingo(喜びの場所)と名づけました。その自然に溢れる環境に移り住んだ後、夫妻は、自然風景画からインスピレーションを感じ取り、それを表現していた、画家、トム・トムソンと、グループ・オブ・セブン(*)の絵画を集め始めたのです。

ところで、Robert McMichael 氏の妻、Signe McMichael さんの功績がこの美術館の母体に大きく影響しているようです。
mcmichael-signe.jpgデンマーク生まれで、6歳よりカナダに住んだ Signe McMichael さんは、カナダのアートとアーティストの熱心な擁護・支持者の一人でした。カナダ西部のアルバータ州のカレッジ卒業(メディアと広告を専攻)後、第二次世界大戦では皇室カナダ空軍の通信部門に勤めています。トロントにある、カナダのラジオ局(CKEY)の広告部門に勤めるまで、エドモントン、ヴァンクーバーなどのラジオ局でも仕事をしていました。1949年に、Signe さんは、Robert McMichael 氏と結婚し、3年後、オンタリオのクリンブルグ村の土地を購入しています。夫妻は、カナダの風景画に強い関心を抱き、コレクションを始めたのです。
      © cbc news

1960年の初頭までに、何百人もの訪問者が、McMichael 夫妻のプライベート・コレクションを見るために Tapawingo を訪れました。1965年までに、そのコレクションは、画家や他の寄贈者の贈答も含め、絵画が194点にのぼったのです。その年、夫妻は、それらのコレクションと、家と土地をオンタリオ州に寄贈。8ヶ月後の、1966年7月に、”McMichael Conservation Collection of Art”として、公式に、美術館はオープンしました。寄贈後も、1981年までギャラリーに夫妻は住み、コレクションと美術館の管理に携わり、Signe McMichael さんの活動功績は、現在の美術館でも感じ取れます。

年々そのコレクションは増加し、現在では約5,500点も作品[カナダのアーティストに限定:グループ・オブ・セブン、ファースト・ネーションとイヌイットの作品が主。]を美術館は収蔵しています。(← 美術館サイトの「歴史」と「Signe Kirsten McMichael」の記事から、このブログの著者による抜粋訳)


* グループ・オブ・セブンは、主に1920年代に活動した カナダの風景画の画家7人のグループ。
   フランクリン・カーマイケル (Franklin Carmichael)
   ローレン・ハリス (Lawren Harris)
   A. Y. ジャクソン (A. Y. Jackson)
   フランク・ジョンストン (Frank Johnston)
   アーサー・リズマー (Arthur Lismer)
   J. E. H. マクドナルド (J. E. H. MacDonald)
   フレデリック・ヴァーリー (Frederick Varley)
ーー エミリー・カー(Emily Carr)は、公式メンバーではなかったが、グループ・オブ・セブンと交流があり、そのメンバーとの出会いが、彼女の作風に影響を与えています。


●● エントランスの様子。●●

McMichael-Canadian-Art-Collection-2.jpg



今回の展覧会では、自然画と、その画が描かれた場所の写真を平行して展示しているセクションがありました。

Jackson-Sunlit-Tapestry-1939.jpg
© Gallery Guideのパンフレットより
画家:A. Y. ジャクソン
Sunlit Tapestry(日の当たっているタペストリー):1939年頃の作品


実は、この展示方法は、せっかくの絵画のエネルギーを半減させているように感じたのです。絵画を見た後に、それが描かれた場所の写真を見ると、なぜか、現実に引き戻される感があり、それは、心地良い酔いが一気に冷める感覚に似ているかもしれません。
風景画の作品そのものは、北海道を思い出させる感もあり、興味深いです。

*****


エネルギーが群を抜いて異なるのが、ファースト・ネーションとイヌイットのアーティストの作品でした。


Norval Morrisseau(1932ー2007)の作品は、パワフルです。全体的に作品が大きいこともあり、迫力があります。私の目には、非常に斬新な作品として映りました。

posted by mandelin-coffee at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Art I saw in Canada | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月23日

大学、卒業!!

10代からの夢、海外の大学を卒業すること!が実現しました(笑)。
と言っても、卒業式に出席しなかったからなのか...今もなお大学の授業を聴講しているからなのか...実感が今ひとつありません。(知らないことを学ぶのが)好きだから大学によく出没している、という感覚です。この2年半、聴講することは、私の趣味だったので、卒業したから、と言って止めるものでもないですし。。。

*****


ところで、トロント大学には、The Millie Rotman Shime Academic Bridging Program という日本に紹介したいサポートがあります。

高校を卒業してから、あるいは、他の大学を卒業してから勤めたりして数年経ち、大学に直接入学が難しい場合、このプログラムに参加することで、大学入学への準備ができるようになっています。
(知人によると)このプログラムを済ませると、1年目はパート・タイム()で大学に参加でき、2年目以降は1年目の成績でフル・タイムの大学生になれる、というもののようです。 Academic Bridging Program という名前が象徴しているように、橋渡しのプログラムです。

私の場合、ギャップこそありましたが、トロント大学に来る前に、スコットランドのグラスゴー大学で1年勉強していたので、直接大学生として入学を許可されました。そして、その時は、そのプログラムについて知りませんでした。でも、その「橋渡しプログラム」を使用していたら、もっと成績が優秀で卒業できたであろう。。。と。もしくは、科学の分野に目覚めたかもしれない、とも思います。

「橋渡しプログラム」と言っても、講師陣の質は高いのです。論文サポート・センターのインストラクターが、そのプログラムのコースを受け持っていたので、講師陣の質の高さは想像がつきます。トロント大学では、知識の海に浸かりエネルギーがみなぎる感覚を、人生経験とともに味わえるコースを多く提供しているので、30代、40代、50代、60代、70代...になっても、大学再入学をお薦めしたいと思います。(**

現在、「橋渡しプログラム」では、入学生募集中ですので、興味がある方は、是非アクセスしてみてください。


パート・タイムの学生と、フル・タイムの学生の受ける授業は同じです。異なるのは、取れる最大限の単位数に差があることです。そのため、フル・タイムの学生は早く卒業ができます。
朝(9:00am/10:00am)から夜(9:00pm)まで、様々コースが提供されています。その中から選択するため、時間が合えば、働きながらも勉強できる仕組みとなっています。


**)高校卒業からすぐ大学に入学した生徒ではなく、経験とともに大学に戻ってきた学生のためのクラブもあります。そのクラブの実行委員会のメンバーからロゴのデザインの依頼があったので、現在「不死鳥」のイメージで作成中です。何度でも蘇る、という願いを込めて。


*****


<近況>

コースを単位として取得することは、金銭面もかさむし、エネルギーが必要なので、夏の一学期は聴講とボランティアの仕事のみにしました。秋から、大学院に入学して、膨大な課題をこなす予定なので、体力温存も兼ね、5、6月はトロントの夏を少し味わってみたのです。
この2ヶ月の間にしたことは、これから発展させて、ゆっくりブログなどで書いていこうと思います。
posted by mandelin-coffee at 16:40| Comment(1) | TrackBack(0) | カナダ Toronto 大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月19日

CN Tower

CN Tower の Look Out を訪れる。

高い!
CN Tower.JPG



エレベーターで登る前、奇妙なポスターがお出迎え。
CNtower-poster.JPG



エレベーターも紅葉(カナダの国章)があちこちに↓
CNtower-Elevator.JPG



エレベーターで登る途中に見た景色。
CNtower-from Elevator-1.JPG



緑と建物の密集の調和がとれている。
鳥になってみたらどんな感覚だろう、と思ったり。
CNtower-North-with clouds.JPG



建物が走り続けているようにも。
CNtower-North-10.JPG



大学のキャンパスが見える。
CNtower-North-5.JPG



上から見ると建築が面白い。↓
CNtower-Centre-2.JPG


夕日が見える時に また来たい。すっかり美しさにみとれる。
トロントって、こんなに美しい都市だったとは。。。。と、3年目にして気づく。ほれぼれ。
CNtower-West-9.jpg



湖沿いが美しい。
CNtower-HarbourArea-1.JPG



トロント・アイランドがきれい!!
CNtower-Toronto Island-4.JPG


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2010年06月15日

高校生によるロゴ デザイン

Design Exchange で、高校生のデザインの優秀者の作品も展示されていた。

パッション(情熱)を表現したロゴ。
Jason Du さんの作品

Jason-Du-Passion-logo.jpg
© Jason Du

情熱は、「ぼん」と燃えるものでもあるけど、長く燃え続ける「ちろちろ」さもある。両方表現されているなぁ。。。うまい!
ラベル:DX
posted by mandelin-coffee at 14:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術学校で見た作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月14日

イスラエル人アーティストのお洒落な作品ー 3

昨日の続き、トロントにある デザイン・エクスチェンジのエキシィビション、『地中海の伝統から イスラエルのコンテンポラリー・デザインへ』から。

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● Studio Groovy
デザイナー: Yinnon & Danit Simhi

coroflot という、デザイナーのポータルサイトでの紹介文によると、レトロ調と、進行中である、という二種類の特長が兼ね備えられているのが Yinnon & Danit Simhi の作品の強み、と。

Studio-Groovy-homepage.jpg
© Studio Groovy
* 上記、オリジナルの色調を少しあげています。
Designをクリックすると、素材ごとに分けて作品が紹介されています。


今回の展覧会で一押しの作品が下記の、18の白熱灯が掃除機に埋め込まれている Lighting Fixture。

GROOVY-Lighting Fixture-1.jpg
© Design Exchange & Studio Groovy


初め、風の谷のナウシカに出てくる王蟲(オーム)みたいだな、と。その後、白熱灯の影が面白くて眺めているうちに、いろんなことを考え始める。白熱灯の文字が、アラブ文字なので、より興味深い。

GROOVY-Lighting Fixture-3.jpg
©  Design Exchange & Studio Groovy


GROOVY-Lighting Fixture-4.jpg
© Design Exchange & Studio Groovy



*****


● Umamy
デザイナー: Doron Oryan, Eran Apelbaum and Sarit Atziz

ホームページを見るとユーモアのある作品が多い。

下記は、展覧会には出店されていなかったが、ホームページに載っている作品で面白い。

fast food ファースト・フード ーー 奔走している家族のためのテーブル
テーブル:アルミニウム、鋼鉄、合成樹脂

家族の形の変化、大黒柱の存在の変化、夕食を一緒に取ることの出来ない家族。。。などが作品のコンセプトにある。ミラノの家具フェア(2000年)に出展された作品。
Umamy-FastFood.jpg
© Umamy


◎ Rosa バラ
公共の場での椅子。
座って居心地が良いだけではなく、見る人の前で、咲く椅子。2002年にデザインされた作品。

Umamy-Rosa.jpg
© Umamy


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他、Tarazi Design Studio の作品も素敵。是非、いろいろ作品を見ながら、中東の創造力のエネルギーを感じてもらいたい。
ラベル:DX
posted by mandelin-coffee at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ART 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月13日

イスラエル人アーティストのお洒落な作品ー 番外篇

トロントにある デザイン・エクスチェンジのエキシィビション、『地中海の伝統から イスラエルのコンテンポラリー・デザインへ』から。




多くのデザイナーの住む、テルアビブ(Tel Aviv)の場所を確認。



*****


● Animi Causa

Animi Causa は、高品質で、モダンな多様使用可能な家具の作成者の集まりとして、イスラエルで知られている。商業的な成功が、下記のホームページで見ることができる。

デザイナーは、Sarit Attias と Amit Axelrod。
オブジェクトと身体の関係を探求することによって、彼らのデザインが、身体に、感覚と感情の両方の体験を呼び起こすものとなっている。



*****


● Sturlesi Design
AMIT STURLESI は、ミラノとテルアビブを行き来しているデザイナー。彼も、彼のデザインが、創造的にも機能的にも、見る人使う人が微笑む作品を創ることを探し求めている。

ホームメージより。


今回の展覧会で見たのは、Spoonya。
展示会場の説明書きをザックリ訳すと:
Spoonya は、イタリア語で「スポンジ」を意味します。
この作品の外部は、ベニヤ板で、内側の平行六面体の長方形型のものは、ポリウレタンです。グラフィックと、幾何学の体験を楽しめる作品になっています。




これを見た時、まず、頭をよぎったのが、夏休みの自由工作の思い出。工作図鑑を眺めては、母に相談しながら、材料集めを協力してもらい、できる範囲で行程を真似して、毎年あれこれ創った作品のこと。今なら、子供達がインターネットを使用して、世界各国のデザイナーの作品を少し真似ることから工作を初めたら面白いだろう、と思う。

もう一つ考えずにいられなかったのが、小学校で工作の時間、本棚をグループで作成した思い出。グループ(3人)で、家を建てている場所にお邪魔をし、不要なベニア板をもらい、本棚を作成し、黄色と緑で色を付けたこと。このグループに、クリエィティブで、行動力のある男の子がいたのだけど、中学校に入ってから、彼は不良グループに入ってしまったことが、ひっかかっている。

時々考えるのだが、彼が、その特技な面を活かせず、授業について行けなくなってしまったこと。そしてその後、学校に来なくなってしまったこと。その男の子は、性格的には優しい人ではあったが、いわゆる、主要5科目が不得意だったために、落ちこぼれのレッテルを張られてしまったことが、私の中で引っかかっている。逆に私は、当時、美術の才能は特になくても、主要5科目が良かったので逆の待遇を受けている。

時々考えるのだが、アートを勉強しながら、主要5科目への必然性を悟らせる方法が紹介されてもいいのでは?!と。主要5科目が不得手でも、好きな科目に必要となると、勉強するのではないだろうか、と。美術を勉強することは、創造性があれば、それだけでいいという物ではなく、文才、語学力なども必要だし、現代のデザインには、数学・理科があると優位である。研究熱心なことも大事な要素である。伝統を守ろう、という意識も人一倍強くなる。そして、見る人使う人が微笑むデザインができる人は、凄い!

お洒落な本棚や、(創るのが難しくなくても)ウィットの効いた作品を見る度、私の小学校の時の同級生が、彼の特技を生かせる環境があったなら、と考えずにはいられないのです。
ラベル:DX
posted by mandelin-coffee at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ART 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月12日

イスラエル人アーティストのお洒落な作品ー 2

昨日の続き、トロントにある デザイン・エクスチェンジのエキシィビション、『地中海の伝統から イスラエルのコンテンポラリー・デザインへ』から。

*****


● Tal Gur Design

Tal Gur Design のホームページより

Tal Gur ( タル グゥル )は、日本でも製品が売られているデザイナー。それだけに、上記左の作品は、北斎の『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』を思い出させる。

私が、DXの会場で見たのはこちら。↓


ライトが付いていなかったのが残念。素材が面白い。
ホームページの英語を訳すと、

ストローをデザインの素材として使用するのは、IDEE カフェの黒崎氏に、「プラスティックではなく、例えば、ストロー(straw)なんかから創ってみたら?」に閃きを得る。古くから使用され、伝統的な「ほうき」、つまり、「藁(わら:straw)」を材料として使うことから初め、それから、飲料用のストローに発展。飲料用のストローは弱いため、それを丈夫なストローに変化。元々、弱いストローの素材は、数を使用することでより陽気で、頑丈な物に変化する。椅子一つに、15,000のストローが使用されている。このシリーズは、椅子、腰掛け、ランプのかさ、建物用の煉瓦の仕切りなどを含む。椅子の素材に使われた色は、飲料用のストローの色がそのまま用いられている。


この Tal Gur Design のホームページの面白いところは、作品の製造工程が紹介されている点。↓




*****


● Ayala Bar

Ayala Bar の作品は、お国柄が出ていて、お洒落。歴史が、ミルフィーユの用に何層にもなっているなら、伝統は、バターの味と感触のように、パイ生地から滲み出るような物なのかな、と思って彼女の作品を見る。





上記、二人のデザイナーは国際的に著名度が高いようである。

続く。。。
ラベル:DX
posted by mandelin-coffee at 04:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ART 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月11日

イスラエル人アーティストのお洒落な作品ー 1

今日初めて、トロントにある Design Exchange を訪れる。元、株式取引所(stock exchange)の建物が、今は、デザイン展示所になっている。

Design Exchange Building.jpg


3月5日から6月20日まで、
地中海の伝統から イスラエルのコンテンポラリー・デザインへ』が開催。英語の解説:pdf バージョンはこちらから ーー>
展示の入り口にある説明文をざっくり紹介すると、

刺激的で、ドラマティックで、カラフルな作品の一つ一つの イスラエルの産業デザインを今回展示しています。多様な影響を化合しているイスラエル文化は、幅のある質の高いデザインを生み出しています。イスラエル文化と歴史は、斬新な発想を刺激しながらも、伝統を保ち、社会を表現しているのです。この伝統には、気の利いたユーモア、ブルジョアの考える「美」の否定、新しい/使用済の材料の巧妙な使用が含まれています。

展覧会の規模はこじんまりとしているが、なかなか面白い。ユーモアがあるので、思わずスマイルに。帰宅後、アーティストのウェブサイトを訪れ、それらがクリエイティヴで面白く、もっと作品を見ることができるので、このブロで紹介しようと思う。

*****


ALON RAZGOUR STUDIO のホームページより

ALON RAZGOUR STUDIO.jpg

「どう歌っていいのかわからないけど、どうしたら君を笑わせられるかは知っているよ!」と始まる、ホームページ。イスラエルの都市、テルアビブにあるスタジオ。

展覧会でのALON RAZGOUR STUDIOの作品。

● Aluminum Lace Table 
材料:合成大理石とアルミニウム


● Aluminum Lace Vase

ALON-RAZGOUR-STUDIO-vase.jpg生け花のできない私には、こういう花瓶があってもいいな、と思ってみる。
© Design Exchange & ALON RAZGOUR STUDIO

*****

Studio Ami Drach and Dov Granchrow のホームページから


現在、両アーティスト、Ami Drach と Dov Ganchrowともども、エルサレムにあるBezalel Academy of Arts and Design の工業デザイン部の卒業生で、現在は、同大学にて講師となっている。

● Mask light
仮面舞踏会の仮面の形をしたライトが、展覧会で展示されていた。明かりに見詰められているような感覚になるライト。

● +/- Hot plates
AMIDOV-Hot-Plates.jpg
(影は、私の腕です。↑) © Design Exchange & AMI DRACH & DOV GANCHROW


文字がこういうふうにデザインになるとお洒落に見える。
以前、英国で見た、「中東ART展」を思い出す。(過去記事:2006年7月12日

続く。。。
ラベル:DX
posted by mandelin-coffee at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ART 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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