2008年06月21日

フィズィクス physics

英語の科学史に関する書籍の表紙のデザインには、興味深いことに、有名な芸術家の作品(ex. ロダンの「考える人」やダ・ヴィンチのスケッチ、レガーの油絵 etc..)が使用されている。

なので、とっつきやすい。

そして、物理の歴史を覗くと、これまでの抵抗感が減少する。
なにせ、始めは自然を観察することから発展したのだから。。
そして、今は、運動時の体のエネルギーの使い方に関心があるので、物理は大事。

つくづく、学問は見る観点や方角によって、面白くもつまらなくもなるものだと実感。


物理は、英語で、physics。
語源を見ると、physics は、自然(現象、物、エネルギー)について、体についての学問。
物理=自然科学。
* 派生言語の physic は、癒す術(すべ)→ この言語の派生に「下剤」「精神浄化作用」などの意味がある点が面白い。便秘解消は「癒し」に関連あると思うと。。


自然についての学問ゆえ、physics の歴史は、天文学史から始まる。
観察、数学、哲学、神学、アート(特に音楽、詩)が絡まった「科学」の祖。

17世紀の科学革命以前までは、自然を幾何学的に見るプラトン、アリストテレス、ピタゴラスの伝統を重視し、それをキリスト教の教義に押し込んで引き継いでいたヨーロッパ。

約2000年!
長い。

JoostSwarte-Descartes.jpg科学史の試験のために教科書を理解したくても、宇宙、引力や人間の感情、動作などを含む科学の理論に、あまりにも「神」様のご登場が多いので大混乱。特にデカルト(左図 Joost Swarte : "I will suppose," Descartes wrote, that "some malicious demon...has employed all his energies in order to deceive me")の思想は複雑。

当時は、データがキリスト教に噛み合なくなると、神学を転覆しようと試みたのではなく、なんとか、折り合いをつけようと科学者達が四苦八苦。
でも、私は、そのツィストされた科学の理論に四苦八苦。ただ、当時は、芸術家との関連が強いので、美術史の理解の助けにはなる。

なるべく、わかりやすい説明から理解して行こうにも、英語の関連サイトは豊富すぎ、文字だらけで読む前にエネルギーが必要。(自分に合うサイトを見つけるまでに時間を浪費してしまう。)日本語の関連サイトは、全然情報がなく、あっても、難解な訳に変身し、デカルト本人が見えない。

おそらく、日本語訳にする際、なるべく現代に適した言葉を選びすぎたため、かえって、ラテン語や英語の語源の意味から遠ざかってしまった感がある。


ところで、

日本の大学は文系と理系に大きく分かれる。
理系は、天文学、物理、数学、化学、地質学、生物学、医学。。。など。
英語圏では、Arts & Science。
Arts は、「術」「道」を学ぶ分野。コモン センスを考慮する科目。
Science は、実験、観察、数学などを元に、コモン センスを考慮しない科目。(例えば、地球は自転しているが、人間は気付かない。気付かないから地球が動かないと主張すると科学は見えない。)

厳密に言うなら、Science という学問の分野は、ニュートンの学生時代にはない。
それゆえに、ニュートンはケンブリッジ大学の Artsの卒業生。そのニュートンが卒業後、科学史に貢献。

ラベル:宗教 ニュートン
posted by mandelin-coffee at 11:25| Comment(0) | TrackBack(0) | カナダ Toronto 大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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