2010年06月15日

高校生によるロゴ デザイン

Design Exchange で、高校生のデザインの優秀者の作品も展示されていた。

パッション(情熱)を表現したロゴ。
Jason Du さんの作品

Jason-Du-Passion-logo.jpg
© Jason Du

情熱は、「ぼん」と燃えるものでもあるけど、長く燃え続ける「ちろちろ」さもある。両方表現されているなぁ。。。うまい!
ラベル:DX
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2010年06月14日

イスラエル人アーティストのお洒落な作品ー 3

昨日の続き、トロントにある デザイン・エクスチェンジのエキシィビション、『地中海の伝統から イスラエルのコンテンポラリー・デザインへ』から。

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● Studio Groovy
デザイナー: Yinnon & Danit Simhi

coroflot という、デザイナーのポータルサイトでの紹介文によると、レトロ調と、進行中である、という二種類の特長が兼ね備えられているのが Yinnon & Danit Simhi の作品の強み、と。

Studio-Groovy-homepage.jpg
© Studio Groovy
* 上記、オリジナルの色調を少しあげています。
Designをクリックすると、素材ごとに分けて作品が紹介されています。


今回の展覧会で一押しの作品が下記の、18の白熱灯が掃除機に埋め込まれている Lighting Fixture。

GROOVY-Lighting Fixture-1.jpg
© Design Exchange & Studio Groovy


初め、風の谷のナウシカに出てくる王蟲(オーム)みたいだな、と。その後、白熱灯の影が面白くて眺めているうちに、いろんなことを考え始める。白熱灯の文字が、アラブ文字なので、より興味深い。

GROOVY-Lighting Fixture-3.jpg
©  Design Exchange & Studio Groovy


GROOVY-Lighting Fixture-4.jpg
© Design Exchange & Studio Groovy



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● Umamy
デザイナー: Doron Oryan, Eran Apelbaum and Sarit Atziz

ホームページを見るとユーモアのある作品が多い。

下記は、展覧会には出店されていなかったが、ホームページに載っている作品で面白い。

fast food ファースト・フード ーー 奔走している家族のためのテーブル
テーブル:アルミニウム、鋼鉄、合成樹脂

家族の形の変化、大黒柱の存在の変化、夕食を一緒に取ることの出来ない家族。。。などが作品のコンセプトにある。ミラノの家具フェア(2000年)に出展された作品。
Umamy-FastFood.jpg
© Umamy


◎ Rosa バラ
公共の場での椅子。
座って居心地が良いだけではなく、見る人の前で、咲く椅子。2002年にデザインされた作品。

Umamy-Rosa.jpg
© Umamy


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他、Tarazi Design Studio の作品も素敵。是非、いろいろ作品を見ながら、中東の創造力のエネルギーを感じてもらいたい。
ラベル:DX
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2010年06月13日

イスラエル人アーティストのお洒落な作品ー 番外篇

トロントにある デザイン・エクスチェンジのエキシィビション、『地中海の伝統から イスラエルのコンテンポラリー・デザインへ』から。




多くのデザイナーの住む、テルアビブ(Tel Aviv)の場所を確認。



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● Animi Causa

Animi Causa は、高品質で、モダンな多様使用可能な家具の作成者の集まりとして、イスラエルで知られている。商業的な成功が、下記のホームページで見ることができる。

デザイナーは、Sarit Attias と Amit Axelrod。
オブジェクトと身体の関係を探求することによって、彼らのデザインが、身体に、感覚と感情の両方の体験を呼び起こすものとなっている。



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● Sturlesi Design
AMIT STURLESI は、ミラノとテルアビブを行き来しているデザイナー。彼も、彼のデザインが、創造的にも機能的にも、見る人使う人が微笑む作品を創ることを探し求めている。

ホームメージより。


今回の展覧会で見たのは、Spoonya。
展示会場の説明書きをザックリ訳すと:
Spoonya は、イタリア語で「スポンジ」を意味します。
この作品の外部は、ベニヤ板で、内側の平行六面体の長方形型のものは、ポリウレタンです。グラフィックと、幾何学の体験を楽しめる作品になっています。




これを見た時、まず、頭をよぎったのが、夏休みの自由工作の思い出。工作図鑑を眺めては、母に相談しながら、材料集めを協力してもらい、できる範囲で行程を真似して、毎年あれこれ創った作品のこと。今なら、子供達がインターネットを使用して、世界各国のデザイナーの作品を少し真似ることから工作を初めたら面白いだろう、と思う。

もう一つ考えずにいられなかったのが、小学校で工作の時間、本棚をグループで作成した思い出。グループ(3人)で、家を建てている場所にお邪魔をし、不要なベニア板をもらい、本棚を作成し、黄色と緑で色を付けたこと。このグループに、クリエィティブで、行動力のある男の子がいたのだけど、中学校に入ってから、彼は不良グループに入ってしまったことが、ひっかかっている。

時々考えるのだが、彼が、その特技な面を活かせず、授業について行けなくなってしまったこと。そしてその後、学校に来なくなってしまったこと。その男の子は、性格的には優しい人ではあったが、いわゆる、主要5科目が不得意だったために、落ちこぼれのレッテルを張られてしまったことが、私の中で引っかかっている。逆に私は、当時、美術の才能は特になくても、主要5科目が良かったので逆の待遇を受けている。

時々考えるのだが、アートを勉強しながら、主要5科目への必然性を悟らせる方法が紹介されてもいいのでは?!と。主要5科目が不得手でも、好きな科目に必要となると、勉強するのではないだろうか、と。美術を勉強することは、創造性があれば、それだけでいいという物ではなく、文才、語学力なども必要だし、現代のデザインには、数学・理科があると優位である。研究熱心なことも大事な要素である。伝統を守ろう、という意識も人一倍強くなる。そして、見る人使う人が微笑むデザインができる人は、凄い!

お洒落な本棚や、(創るのが難しくなくても)ウィットの効いた作品を見る度、私の小学校の時の同級生が、彼の特技を生かせる環境があったなら、と考えずにはいられないのです。
ラベル:DX
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2010年06月12日

イスラエル人アーティストのお洒落な作品ー 2

昨日の続き、トロントにある デザイン・エクスチェンジのエキシィビション、『地中海の伝統から イスラエルのコンテンポラリー・デザインへ』から。

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● Tal Gur Design

Tal Gur Design のホームページより

Tal Gur ( タル グゥル )は、日本でも製品が売られているデザイナー。それだけに、上記左の作品は、北斎の『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』を思い出させる。

私が、DXの会場で見たのはこちら。↓


ライトが付いていなかったのが残念。素材が面白い。
ホームページの英語を訳すと、

ストローをデザインの素材として使用するのは、IDEE カフェの黒崎氏に、「プラスティックではなく、例えば、ストロー(straw)なんかから創ってみたら?」に閃きを得る。古くから使用され、伝統的な「ほうき」、つまり、「藁(わら:straw)」を材料として使うことから初め、それから、飲料用のストローに発展。飲料用のストローは弱いため、それを丈夫なストローに変化。元々、弱いストローの素材は、数を使用することでより陽気で、頑丈な物に変化する。椅子一つに、15,000のストローが使用されている。このシリーズは、椅子、腰掛け、ランプのかさ、建物用の煉瓦の仕切りなどを含む。椅子の素材に使われた色は、飲料用のストローの色がそのまま用いられている。


この Tal Gur Design のホームページの面白いところは、作品の製造工程が紹介されている点。↓




*****


● Ayala Bar

Ayala Bar の作品は、お国柄が出ていて、お洒落。歴史が、ミルフィーユの用に何層にもなっているなら、伝統は、バターの味と感触のように、パイ生地から滲み出るような物なのかな、と思って彼女の作品を見る。





上記、二人のデザイナーは国際的に著名度が高いようである。

続く。。。
ラベル:DX
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2010年06月11日

イスラエル人アーティストのお洒落な作品ー 1

今日初めて、トロントにある Design Exchange を訪れる。元、株式取引所(stock exchange)の建物が、今は、デザイン展示所になっている。

Design Exchange Building.jpg


3月5日から6月20日まで、
地中海の伝統から イスラエルのコンテンポラリー・デザインへ』が開催。英語の解説:pdf バージョンはこちらから ーー>
展示の入り口にある説明文をざっくり紹介すると、

刺激的で、ドラマティックで、カラフルな作品の一つ一つの イスラエルの産業デザインを今回展示しています。多様な影響を化合しているイスラエル文化は、幅のある質の高いデザインを生み出しています。イスラエル文化と歴史は、斬新な発想を刺激しながらも、伝統を保ち、社会を表現しているのです。この伝統には、気の利いたユーモア、ブルジョアの考える「美」の否定、新しい/使用済の材料の巧妙な使用が含まれています。

展覧会の規模はこじんまりとしているが、なかなか面白い。ユーモアがあるので、思わずスマイルに。帰宅後、アーティストのウェブサイトを訪れ、それらがクリエイティヴで面白く、もっと作品を見ることができるので、このブロで紹介しようと思う。

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ALON RAZGOUR STUDIO のホームページより

ALON RAZGOUR STUDIO.jpg

「どう歌っていいのかわからないけど、どうしたら君を笑わせられるかは知っているよ!」と始まる、ホームページ。イスラエルの都市、テルアビブにあるスタジオ。

展覧会でのALON RAZGOUR STUDIOの作品。

● Aluminum Lace Table 
材料:合成大理石とアルミニウム


● Aluminum Lace Vase

ALON-RAZGOUR-STUDIO-vase.jpg生け花のできない私には、こういう花瓶があってもいいな、と思ってみる。
© Design Exchange & ALON RAZGOUR STUDIO

*****

Studio Ami Drach and Dov Granchrow のホームページから


現在、両アーティスト、Ami Drach と Dov Ganchrowともども、エルサレムにあるBezalel Academy of Arts and Design の工業デザイン部の卒業生で、現在は、同大学にて講師となっている。

● Mask light
仮面舞踏会の仮面の形をしたライトが、展覧会で展示されていた。明かりに見詰められているような感覚になるライト。

● +/- Hot plates
AMIDOV-Hot-Plates.jpg
(影は、私の腕です。↑) © Design Exchange & AMI DRACH & DOV GANCHROW


文字がこういうふうにデザインになるとお洒落に見える。
以前、英国で見た、「中東ART展」を思い出す。(過去記事:2006年7月12日

続く。。。
ラベル:DX
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2010年05月28日

男性に内在する女性的な側面

OCAD (オンタリオ・カレッジ・オヴ・アート&デザイン)で、2010年5月6日〜5月9日の間に開催された95th annual Graduate Exhibition(第95回恒例卒業生展覧会)を見に行く。

ユーモアのある作品は印象に残る。

ホォマ(Homa)さんの作品(ROUND SQUARES)が、後になっても気になったので、彼女に連絡をとったところ、丁寧な説明とともに返信が届く。作品の背景にあるコンセプトを知ると、より作品が面白くなるので、今日は、Homaさんから届いた返信をこのブログで訳したいと思う。

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Homa Esmaili



タイトル: ROUND SQUARES  まるい(二つの)四角下記画像、クリックにて拡大可能

HomaEsmaili-Round-Squares.jpg
© Homa Esmail

作品解説:日常生活で、(バーでバイトをしていることもあり、)絶えず男性と交流し、観察する機会がある。その男性ら全部が必ずしも自分の友人ではなく、全くの他人であることもある。一度会ったきり、二度と会うことのない男性もいれば、友人、バイトでの同僚のように長く知っている男性もいる。今回のシリーズで作成した対(つい)の作品、丸く立体物では、男性について、 時には、からかい、時には批評をしながら、私の経験、考え、不満を表現している。 作品の行程を通じ、私が探求し表現しようとしているのは、単なる見物者というよりむしろ、積極的な参加者になること。今回の作品の焦点である「男性らしい」とされる特性やふるまいについて、より理解を深めようとするものである。


上記画像の男性像の前にある作品の拡大図↓

● 花粉:9 x 4 x 4 cm
純銀
Homa-Esmaili-Pollen.jpg
© Homa Esmaili



● MR. BRED V. NER:9 x 4 x 4 cm
純銀、銅、コットン
Homa-Esmaili-Mr.Bred.V.Ner-2.jpg
© Homa Esmaili



● 一気!:9 x 4 x 4 cm

Homa Esmaili-Chug It!.jpg
© Homa Esmaili



● 均衡のとれた社会:9 x 4 x 4 cm

Homa Esmaili-Stable Equalibrium.jpg
© Homa Esmaili



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一通り、作品を眺め、なんとなく「金玉」という言葉が頭に浮かばないだろうか?

というわけで、
アーティスト、Homaさんによる さらに詳しい説明とともに、もう一度作品を見てほしい。


HomaEsmaili-RoundSquares.jpgタイトル、[ROUND SQUARES まるい(二つの)四角]のコンセプトは、雄々しさ内の女性的な特性。Homaさんによると、 Square(四角)は、 一般的に、強さ、 堅固さ/安定、たくましさのような男性の特性として解釈される傾向があり、Circle(円)は、柔らかさ、儚さ、デリケートで傷つきやすい、と言った女性の特性として解釈される。しかしながら、男性の 睾丸(金玉)は、まさに、柔らかく、もろく、感じやすく、傷つきやすいにもかかわらず、男性の(強さの)シンボルとして考えられている。

Homaさん曰く、この作品は同性愛者を対象としたものではない、と説明しながらではあるが、カナダ人アーティスト、Patrick Traerの言葉を引用。

− Patrick Traer ー
睾丸(金玉)は、男根より、格別に女性的であると考え続けている。玉はいい。かわいい。二つの玉はお互いよく似て、快適な袋内で一緒にぶら下がっている。柔らかく、丸く、非常に感じやすい。簡単に傷つくし。。「女性的」なんていう言葉で簡単に片付けられるものではないが、 睾丸(金玉)は、同性愛者(ゲイ)を叙述するのにより適しているように考える。



● 花粉:9 x 4 x 4 cm
純銀
Homa-Esmaili-Pollen.jpg
© Homa Esmaili

花粉のコンセプト:感情を(コントロールせずに)表現する男性は、弱いとか、不完全だとか、女性っぽいとか言われるが、そう見るべきではない、と信じている。 弱さ、不完全さ、女性らしさは、自然で美しい。不完全さを、弱さと同意義で捕らえることを止める時期ではないだろうか。不完全さは、強さと完成を表現するものとして評価することを初めてはどうか。
花粉(=精子細胞)は、自然に自然の一部で起こることの度重なる再現。自然なのだけど、生活の中で、つまり、環境や経験によって、非常に左右される。私の作品の「花粉」は、欠点があったり、不完全でありながら、それでも美しさを放つ。日本の「侘び寂び」の心を私なりに表現した作品でもある。


● MR. BRED V. NER:9 x 4 x 4 cm
純銀、銅、コットン
Homa-Esmaili-Mr.Bred.V.Ner-2.jpg
© Homa Esmaili

MR. BRED V. NER: 供給者、一家の稼ぎ手、パワーとコントロールを持つ者としての男性。
"Mr.Bred.V.Ner" を声に出しながら、繰り返し言い続けると、 Mr. BREARDWINNER(一家の大黒柱)と聴こえる。
作品にコットンを使用したのは、綿が、産業、商業、パワー、繁栄と、歴史的に長く結びついているため。作品で、ヴィクトリア時代のスタイルで正装しているコットン・ボールは、ヴィクトリア王朝時代の綿工場で浸透していたコンセプト、男性による所有権、富と権力への見解も表現する。この作品は、さらに、男性の家庭内での権威と、 妻と子供達に経済的安定を確固とし、 供給する男性の能力も醸し出す。


● 一気!:9 x 4 x 4 cm

Homa Esmaili-Chug It!.jpg
© Homa Esmaili

一気!:男性の飲酒癖 
   “飲める男は男らしい”という社会のある種の見方を表現。


● 均衡のとれた社会:9 x 4 x 4 cm

Homa Esmaili-Stable Equalibrium.jpg
© Homa Esmaili

均衡のとれた社会 ーー> 社会によって形成された男性像のあり方。


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私の場合、より深いコメントをもらい、なるほど、と妙に納得。
クッションの上に大事に置かれた作品、微笑ましくもある。
ラベル:OCAD
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2010年05月02日

390本目に見た映画

★★★★ The Counterfeiters(2007)
監督:Stefan Ruzowitzky(← クリックすると、シュテファン・ルツォヴィツキー氏のホームページへ)
ドイツ語タイトル:Die Fälscher
日本語タイトル:ヒトラーの贋札


2010年1月〜4月までに見た映画の中で、一番印象に残る映画

▼ 英語のサイトから ▼


▼ 日本語のサイトから ▼

上記、画像をクリックするとオフィシャル・サイトへ行く。英語、日本語のサイト両方で詳しく粗筋や、役者の説明があるが、英語のサイトはよりアーティスティック。実は見る前、日本語のタイトル「ヒトラーの贋札」から、全く異なる映画を想像してしまった。贋造プロジェクトにヒトラーは無関係ではないが、戦争はヒトラー一人の責任ではないであろうことを、見終わると感じる。

DVDの特典では、紙幣・パスポートなどの贋造を行なった人々も、実際は極限まで痩せ細っていたことなどを写しだす。辛い過去と向き合う事は、胸が突き刺される思いを味わい続けること。第二次世界大戦の生き証人が減っている中、アドルフ・ブルガー(Adolf Burger)氏の戦争の事実を伝えようとする活動には敬意を。

*****


追記:オリバー・ストーン監督のW. (日本語タイトル『ブッシュ』2008)を多くの人に見てもらいたい。人間味のある、どうしようもないんけど 周りの人を魅了するブッシュが描かれている。そのため、映画の初めでは、監督は第43代アメリカ合衆国大統領に同情しているのかな、と感じる。が、映画の終わりでは、名声を渇望する姿、父親より立派になりたい欲求の塊である大統領の決断に、多くの国が賛同した現実を見ることとなる。この映画の視点は、大統領の任務とは何か? 賛同する国の決断とは何か?などを考えさせられる。
英語のオフィシャル・サイトガイドも凝っている。シネマトゥデイに記載されている、オリバー・ストーン監督のコメントとともに映画を見ると、考えさせられることが多い。
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2010年05月01日

武道 だいすき

★★★★ Ip Man「葉問 (イップ・マン)」(2008年公開)
     監督: Wilson Yip ウィルソン・イップ



日本人役者、池内博之が出演しているが、残念ながら日本では未公開。
残念。。。
とは言うものの、Youtubeで、短編づつ英語字幕とともに見られるようである(上記)。

日本で公開しない理由はわからないが、残忍な日本兵に対する敵愾心のような感情が描かれているのは事実でも、英語の字幕から感じた個人観では、映画内で登場する日本兵の、非人道的な行為を行なった兵士に対してであって、現代の日本を国として責めている映画ではない(*)。戦争を起こしてはいけない、という気分にはなる。
中国伝統武術を誇る愛国心で、柔道を卑下しているとも特に感じない。見栄っ張りの中国人も登場するし、偏見で創られた映画という感じもない。真剣な題材を取り扱っているが、コミカルな部分も取り入れている。純粋に興味深い映画である。

余談だが、カナダ人の友人は、池内博之が、この映画で一番カッコいい!と言っていた。日本人男性が皆彼みたいだったら、海外で日本人男性もてるだろう。。
中国語・英語公式サイト ーー> Ip Man(2008)
中国語・英語公式サイト ーー> Ip Man 2(2010)

Ip Man(2008)については、香港在住、nobuyasuさんのブログ記事をお薦め。
ーー2008年12月29日付:『葉問 (イップ・マン)』(原題) Ip Man
ーー2010年5月3日付:『葉問2(イップ・マン2)』(原題) Ip Man 2

音楽も素敵な映画。サウンドトラックのMaestroを聞く度に、空に舞い上がって飛びたくなる。映画内の役者による武術(詠春拳)の動きから、「気」を感じるのは難しい。が、合気道のような武道を本気で習いたくなってしまっている今日この頃。


(*)別の香港映画、Running on Karma(2003年公開)でも、日本兵を取り扱っている。カルマ(業:前世の善悪の行為が、現世で受ける報いに影響)をコミカルに取り扱っている。この映画では、中国人の若く純真な女性が、前世は残虐な日本兵だった、という設定。こういう視点の映画は、違った意味で考えさせられる:そこまで、カルマは手厳しいのだろうか?、と。

(**)今年春公開のIP MAN 2の著作権はどうなっているのだろうか。。。と思いつつ、Youtubeで IP MAN 2を見てしまったばかり[2010年6月5日付]。やっぱり武術を身につけて気を感じたい。。。
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2010年04月21日

ぐっすり眠りたい時にお薦めの映画

中身の濃い、感情を揺さぶる映画は後味が奥深い。そんな映画との出会いでは充実感を感じるけど、重い映画のムードを引きずることも。見るには体力が必要だったりする。

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では、体力消耗中に見たい映画とは。。。。
仕事や、他のいろんなことで疲れ過ぎて、寝付けない時にお薦めの映画が、

★★★ The Ugly Truth(2009)
   日本語タイトル:男と女の不都合な真実


「男女間の共有できないズレ」が笑える映画。
「不都合」と表現すると。映画の印象に誤解を与えるかも。都合が悪いが悪くなかろうが、男女は生物的に別種だと考えた方が早いように思う。粗筋を読まずに、とりあえず、この映画を見るのをお薦め。笑って、笑って、笑って、ぐっすりおやすみ。

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余談:
大雑把に言うなら、ヒトを含む哺乳類では、雄XY型で、雌はXX型。女性は、Yがない。半分違うんだから、理解しよう、相手の目線に立とうとしたところで、埋められない溝があって当然(と考えることにしている)。それでも、男性の心理を説明してくれる友人がいるので、そんな見方があったとは(知らなかった)、と、この歳で気づく始末。

生物を高校で勉強して以来、遠ざかっていたので、すっかり性染色体のことを忘れていたのだけど、先日、「女性はXXしか持っていないから、男子を持つには、父親の精子が決めて。男子を持てる、持てない、ということは、父親次第。」と言われ、『そっかぁ。。。男子を望まれ、男子を産むことの出来ず、非難された女性達は気の毒だ(った)な。。』と、思ったばかり。


******

追記(2010年7月5日付):
心理学のクラスに出席してみたら、男女の違いの一つのイメージとして、下記画像()が紹介されていた。

Difference btw Man&Woman.jpg

女性の心理はわかる。メディアもこの心理を利用している。でも、男性がこうだったとは、この画像を見るまで知らなかったわ。。。(笑)でも、納得。

(*)著作権不明瞭のインターネット上の画像
posted by mandelin-coffee at 07:35| Comment(0) | TrackBack(0) | Films & Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月10日

トロントの日本食屋さん

トロントの日本食屋さん(韓国人シェフが多い)と言えば、“sushi レストラン”が本当に多い。でもメニューには、幕の内弁当式のものが多く、ご飯に、天ぷら、照り焼き、細巻き/カリフォルニア巻き、レタスのサラダなどが入っていて、お味噌汁付き。「弁当ボックス」と呼ばれている。トロントで「弁当ボックス」の人気は高い。
お味噌汁大好きな友人が多く、「お味噌汁が毎日のめるなんて、日本人は何て幸せなの!」と言われ、お味噌汁が日常にあった生活が、貴重であったことを感じることも。お味噌汁をつくったあげただけで、とっても感動される(日本食文化 ばんざい!)。


以前、2009年9月5日の過去記事:二度目の"sushi"で書いた記事の後も、食事に誘われると、なぜか?連れて行かれることが多いのは日本食屋。奢ってくれる場合、おとなしく付いて行くのだけど、とあるお店で出た「出し巻き卵」は、飛び上がる程甘くてびっくり。あ、でも、他のお店で出た天ぷらはサクサクして美味しかった。おろし大根があれば、もっと嬉しい。。。

お店にもよるけど、前程の抵抗感がなくなってきているとは言え。。。。「せっかくトロントにいるのだから、日本食屋じゃないところに行きたいんだけど。。。」って言っちゃった日に、連れて行ってもらったのが、Guu

Guu(居酒屋)は、とっても美味しい!! 
ヴァンクーバーを拠点とし、新鮮な魚介類をトロントにも毎日送っていることが売りの、この居酒屋さんは、日本食が恋しい人に最適な場所。
さすがに2年半以上、日本を離れてから美味しいお魚を食べていなかったので、ホタテや、銀ダラを食べると、自分の体が喜ぶのがわかる。鮪のタタキの味には、自然に満面の笑顔になってしまう。さらに、さらに、トロントで牡蠣フライを食べることができて感動。
創作料理もあり、「わさびチーズケーキ」は、奇妙だったけど、気になる後味。
[日本語のメニューはこちらから見ることが出来る]

予約ができないため、1時間以上も待ってやっとお店に入る。いつも行列ができているお店。若い日本人らが調理しているのが見えるし、お店の雰囲気も良い。東京で同じ鮮度の料理を食べたら、もっと値段が高そう。
アジア人のお客が圧倒的に多い中、隣に座っていたのが、白人のカップル。その男性が、生うにを美味しそうに食べていたのを見て、嬉しくなる。
posted by mandelin-coffee at 01:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Toronto | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月08日

偏見と誤解の壁を溶かしている社会の姿

カナダに来て初めてミュージカルを見る。

"My Mother's Lesbian Jewish Wiccan Wedding"
(僕のママの、レズビアン、ユダヤ人、ウイッカの結婚式)

My Mother's Lesbian Jewish Wiccan Wedding.jpg
© David Mirvish Presents


俳優 David Hein のお母さんについての、つまり、実話に基づいてのストーリーで、彼自身も出演しているミュージカルコメディ。少年時代に両親が離婚し、母がオタワに去って行ったシーンから始まる。[地方大学で心理学を教えるためにサスカチュワン州からオタワへ]
移動したオタワで知り合ったウイッカ(魔女/魔女信仰)の女性と恋に落ち、最後には結婚。

上記の画像をクリックすると、このミュージカルのサイトに行くとクリップだけではなく、音楽等も聞くことができる。衝撃的なソング、“You Don't Need a Penis”も。是非、うきうきしたノリのメロディーにのせた(日本では許可されない?!)歌詞を聴いてみて。このミュージカルに連れて行ってくれた男性も、笑っていたし、他のカップルの男性も「This song is great!」って言っていたけど、全体的に、トロントでは、セックスに関する会話が、オープンでポジティブだな、と時々思う。

2005年に、カナダは同性結婚を合法化。(合法化した国では、オランダ、ベルギー、スペインに次いで世界で4番目。)オンタリオ州での合法化は他の州より早かった歴史的事実も盛り込まれているミュージカル。

パフォーマンス中に、観客席からの反応は、まるで、観客席にも脇役がいるようなタイミングのよさ。特に、私の後ろの席の女性らの笑い声や、かけ声が、まるでシナリオの一部であるかのようなタイミングで入る。そのため、舞台の間に座っている感覚で、物語を身近に感じる感覚を体験。実際の観客は、男女のカップルが多い。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆


先日、サルサの中上級クラスに突然連れて行かれたのだけど(私、初級のステップしか知らないのに)、到着してから、そのクラスがレズビアン・ゲイのためのクラスであることを、指導員から告げられる。でも、快く、クラスの人たちはダンス見学をOKしてくれただけではなく、少し教えてくれた。ゲイの男性が、リードしてくれた時、リードの上手さにびっくり。サルサをペアで踊ると、相手との距離が近いので、見知らぬ男性と踊るのは抵抗があるかもしれないのだが、その男性は、(ステップの知らない)私を、スムーズにクルクルと運ぶ。実際、踊りは楽しい。

トロントで、彼女を見つける機会として、サルサを習う男性が多いようで、友人の友人は「中級クラスに行くと、男性がピラニアに感じる」(爆笑)、と言っていたが、今日見たクラスの上級者は、床を滑るように踊っていて、踊りそのものを楽しんでいた。(そのクラスの後は、出会い系目的のパーティーがあったみたいだけど。)


トロント大学は、積極的にレズビアン・ゲイコミュニティーを応援しているが、大学が広すぎるため、様々な国籍の学生がいる多文化の「るつぼ」であることは感じても、同性愛について意識する事はない。なので、未だ、レズビアン・ゲイの友人はいず、これまでは、プライド・パレード(過去記事:2008年06月30日2009年06月30日)で、トロントの寛容性を見ていただけ。

上記二つの最近のイベントも、連れて行ってもらわなければ体験できなかったこと。でも、セックスにも国籍にもオープンな文化って、健康的で自然な気がする。個人の趣向って様々だから。

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2010年03月02日

中国/香港映画が面白い

中国語を勉強中の友人と、時々水曜日夕方に香港映画を少しづつ見ている。
映画:赤壁(2008&2009)を見て、色使いの美しさに驚いたのと、武道を生かした戦闘のシーンが目を引いたのがきっかけ。その後、2046(2004)を見て、またまた色使いが素敵、と、すっかり香港映画を見るのが楽しみになってしまう(*)音楽もいい。

お薦めは、
★★★★ 姨媽的後現代生活:The Postmodern Life of My Aunt(2006)
     日本語タイトル: おばさんのポストモダン生活
     監督:Ann Hui On-Wah アン・ホイ

悲劇コメディーと紹介されているだけに終わりは切ない。お人好しで一生懸命に生きる「おばさん」の物語だが、他人事に見えない部分もある。純粋なのに騙されやすく、運からも遠い。一人で生きるって、自由だけど精神的に大変だな、という思いが頭をかすめる。とは言え、美しい色使いとコミカルなストーリーのため、最後の章までは笑いを誘う。

PostmodernLife-2.jpg


「おばさん」も恋愛をする。でも、実は、この男性に騙される(騙されていた、みたい。)。
このベッドシーンを見た時、カナダ人の友人が私に言った台詞。
「ほら! 香港人女性(中国人女性)だって、この男性が『家でご飯を一緒に食べてもいい?』って言った意味を理解しているでしょ?女性の家に男性を招待するのも、男性が自分の家に招待するのも、誘い言葉が何であっても、『これ↑』が OK か聞いているってこと!!」

それで、私が、
「えー。私なら料理に興味があるから、料理を作ろうとか、料理に招待する、って言われたら、言葉通りに理解して男性だろうが、女性だろうが、うきうきして家に行っちゃうよ。」

と行ったら、その友人が
「大学の国際留学センターは、日本人留学生の女性用に男性の言葉の意味を伝えた方がいい。」

と言いながら、私をからかう。

料理が好きなので、純粋に料理を創りたくて、後、日頃の感謝のお礼として、日本では、男性の友人達を招待して、私の家で料理を作って一緒にごはんを食べた事が何度もある。けど、これ『↑』は全く考えていなかったわ〜。そして、何事も起きなかったけど、北アメリカでも中国でも、多分他の国でも違うのね(笑)。

PostmodernLife-1.jpg

赤壁でも魅力を放っていた Zhao Wei(ヴィッキー・チャオ)もThe Postmodern Life of My Aunt に出演。



(*)
★★★★ 赤壁
     監督:John Woo ジョン・ウー

戦闘シーンだけではなく、布団シーンも、ハリウッド映画と異なる描写。布団シーンでは、強さを誇る凛々しい武士がいきなり骨抜きになっちゃうので、私も友人も赤面(笑)。諸葛亮孔明が好きなだけに、この映画の孔明には正直がっかり。聡明さが伝わってこなかったのが残念。

ここまで公式サイトの作りが異なるのにはびっくり。ヴィジュアル・センスの違い?!
英語公式サイト     http://www.redclifffilm.com/
フランス語公式サイト  http://www.les-trois-royaumes-le-film.com/
日本語公式(?)サイト http://redcliff.jp/index.html


★★★★ 2046
     監督:Wong Kar-wai ウォン・カーウァイ

以前、このブログで紹介した『マイ・ブルーベリー・ナイツ』と同じ監督。アンドロイド(人造人間)のシーンは重要なのかもしれないが、個人的にはなくても良かったかな。言葉が通じないのに、木村拓哉が、「愛しています。」と、中国人女性に何度も言うのも、「愛って何?」って思ったり。
全体的には、アジア(?)男性の理想女性を描いている。男性のカメラ目線と心理が強く伝わってくる映画。

英語公式サイト  http://www.sonyclassics.com/2046/
& http://www.wkw2046.com/glass1XGA.html

posted by mandelin-coffee at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | Films & Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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